猫の妊娠の見分け方や出産後の変化について。妊娠・出産後の30分が大切な理由とは?

by csptl
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猫の妊娠ってどうやって見分けるのか疑問に思ったことありませんか。猫の妊娠は、見分けることが可能です。猫のお腹をよく見ると明確に変化しているからです。今回は、猫の妊娠の見分け方や出産後の変化について詳しくご紹介したいと思います。

猫の妊娠の見分け方とは?

猫の妊娠の見分け方は猫のお腹が垂れてのっそりと動いたら妊娠中のサインです。猫は、一般に20日過ぎまでは妊娠しているかどうかわからないとされています。

猫はメスはオスと交尾してから25~30時間後に排卵が起こり、約63日間かけて妊娠します。出産の際は、7〜8センチくらいの小ささで猫は生まれます。受精から20過ぎないと、外見だけでは妊娠しているかどうかはわかりません。猫の擬似妊娠(想像妊娠)という現象もまれにあります。おなかが大きくなり、乳も張ってくるのに、妊娠が成立しないケースがあります。これは一般にホルモンの影響によるものだと言われています。しかし、はっきりとした原因は現在のところわかっていません。

猫の胎盤の影響である程度のサイズまで育つ!?

猫のの子宮はひとつですが、上端がY字形で二叉にわかれます。その突き当たりから輸卵管が伸びて卵巣へとつながります。カンガルーなどの有袋類は一名「二子宮類」とも呼ばれるように、子宮も膣もふたつあり、複雑類は一名「二子宮類」とも呼ばれるように、子宮も膣も二つあり、大変複雑な仕組みとなっています。猫は胎盤ができませんから非常に未熟な状態で誕生します。

しかし、進化しているネコやイヌなどは真獣類(一子宮類) といい、比較的単純な形をしています。猫は胎盤ができ、よく育った状態で生まれます。なぜなら、胎盤によってたいじが子宮にとどまり、栄養が補給されるからです。胎盤はスペースを必要とします。小形哺乳類では確保できないので、子宮がY字形になり、一度に多くの子どもを育てられるようになったのでしょう。胎盤の形には種類があり、ネコは「帯状胎盤」という胎仔のおなかのまわりを帯状に巻く胎盤を持っています。

猫は魚類から爬虫類、哺乳類へとおなかのなかで進化していった!?

始まりは受精卵というひとつの卵ですが、それがふたつにわれ、以後分裂をくりかえして心臓や目ができていきます。胎仔は言ってみればドイツの科学者ヘッケルが唱えた「個体発生は系統発生をくりかえす」という、魚類から爬虫類、そして哺乳類へと系統進化したと11のような発育を遂げました。

猫の妊娠のまとめ

猫は妊娠すると、お腹のラインがだんだん下がってきます。また、子宮に膀胱が押されることにより、おしっこの回数が増えることがあります。時には、異なる父猫の子供が産まれることもありえます。

猫の妊娠期は63日で出産する

猫の妊娠期間は約63日間です。変化が現れるのは、妊娠後約20日間を過ぎてからです。分娩の1週間前から食欲がなくなり、出産できる薄暗い安全な場所を探し始める。

猫の妊娠期20日間過ぎると?

母猫の乳首が大きくなります。赤ちゃんネコが吸いつきやすいように、乳首がピンク色になり盛り上がり、まわりの被毛が薄くなります。猫の妊娠22日目に頭や四肢ができ、急成長します。約63日で出産。60日たたずに生まれた赤ちゃんネコは育ちにくいです。一方で、70日を過ぎると難産になることもあります。

猫の妊娠・出産後の覚えておくべきこととは?

赤ちゃんネコを舐める前に親子を離すと、授乳を拒否することがあります。猫の妊娠63日目あたりになると、いよいよ出産がが始まります。出産は本能的なものとなり、ホルモンが分泌されることで猫の母性が芽生えます。出産2~3日前になると、メ
スは暗くて静かな場所を探します。猫自身もなぜなのかわからないと思われますが、猫は本能的に出産場所を探します。飼い主さんは母ネコが選んだ場所に古い新聞紙を敷いたお産箱を用意し、離れたところから見守れば大丈夫です。

猫の妊娠・出産時に母猫が舐める行為に大きな意味がある理由とは!?

猫のお産の際に重要なことは、母ネコが生まれたばかりの赤ちゃん猫を「舐める」行為です。なぜなら、母猫が「舐める」メリットは、羊水を乾かし、呼吸をうながすだけで留まらず、親子の絆を生むからです。猫はなめる前に親子を離してしまうと、ほとんどの母ネコは赤ちゃんネコの授乳を拒否する傾向があります。

妊娠・出産時には、母猫の精神を安定的にする必要がある!?

猫の出産の間隔は個体によって差がありますが、一般に約30分に1匹が生みます。猫の出産後は、30分間で赤ちゃんの体をなめたり、お乳を与えたりするのでかなり忙しいです。周囲がうるさかったり、邪魔されたりなど精神的に不安定だと長引くこともあります。甘やかされて育った依存心の強いネコでは、飼い主がいないと出産が遅れる場合もあります。平均4~6匹を産むので全部で2時間はかかります。

母猫の妊娠・出産後の母性はかなり短い!?

母猫の出産後の母性の期間はかなり短いです。母猫の母性は生後8週間を過ぎると消えてしまうからです。ただし、母猫の乳の出が悪かったり、事故でいなくなったり、異常なことがあると「乳母猫」があらわれることもあります。赤ちゃんネコが空腹のあまり鳴いたり、近寄っていって乳首を吸ったりするのがきっかけとなるケースが多く、結果として乳母となるようです。乳母は母猫の姉妹であるケースが多く、猫が同時期に出産し、自分の赤ちゃんが生後すぐに亡くなったりしていると、自分の子でなくても完璧に育てることが多いです。ただし、繰り返ししますが、母ネコの持つ母性は生後8週を過ぎると自然に消えていきます。なぜなら、子育てより次の発情のために、猫のホルモンが作動しているからだと考えられています。

母猫の出産後のまとめ

母猫は、母親の姉妹であれば乳母として育てることもあります。。母猫とにおいが似ているため、子猫も別猫とは気づかないと考えられています。乳母猫は自分の子の数次第で子育てすることもあります。

猫の出産後の30分のプロセス:①猫は子ネコを産む

子宮が収縮、陣痛が起こると胎仔を包む羊膜が破れます。

猫の出産後の30分のプロセス:②猫の体をなめる

母猫は、羊水で濡れた体をなめる。赤ちゃんネコは呼吸を始める。

猫の出産後の30分のプロセス:③猫はへその緒を切る

母猫の胎盤があとから出てくる。裂肉歯で胎盤とへその緒を切る。

猫の出産後の30分のプロセス:④猫は胎盤を食べる

母猫は胎盤を食べます。この行為には栄養補給や乳の分泌を高める効果もあります。

猫の出産後の30分のプロセス:⑤猫は赤ちゃん猫をなめる

猫は、次の出産まで赤ちゃん猫の体を丹念に舐めて乾かします。

猫の出産後の30分のプロセス:⑥猫はお乳を与える

赤ちゃん猫は自然と母猫の乳首を吸い始めます。

猫の妊娠と出産とまとめ

いかがでしたか。猫の妊娠はお腹に注目するとのっそりしているのでわかります。なかなか猫の妊娠は見る機会は少ないかと思いますが、もし猫が妊娠・出産する際には、出産後の30分は邪魔しないようにしてあげてくださいね。

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