奈良犬と行ける寺・神社 : 古都奈良で愛犬と一緒に神社仏閣巡りでもいかが

by みると
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奈良には、国宝や世界文化遺産に指定されている建物が多く、京都と併せて必ず訪れたい観光の必勝地。神社やお寺巡り、絶景や温泉など楽しみ方は様々です。
現代の日本はペット先進国の欧米に倣い、ペット社会が当たり前になりつつあります。愛犬をお留守にさせて旅行をしたものなら、愛犬の事が心配で旅行の楽しさが半減しますよね。できるなら、家族同然のわんちゃんも一緒に旅行をしたいものです。
今回は様々な観光施設の中でも、特にペットの入場規制の厳しい寺社にスポットをあてました。犬同伴で訪れることのできる、奈良のお寺・神社を一緒に見ていきましょう。

奈良犬と行ける寺・神社
1.「東大寺」

 

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【住所】    奈良県奈良市雑司町406-1
【TEL】    0742-22-5511

「奈良の大仏」で有名な「東大寺」は、「古都奈良の文化財」のひとつとして1998年12月世界遺産に登録されました。その見どころは、象高約15メートルの盧舎那仏(国宝)を安置する大仏殿(国宝)や南大門(国宝)・美しい二月堂(国宝)などがあり、諸堂の仏像もまた魅力的です。緑あふれる広大な境内を散策しながら、歴史的見物を見て巡ることができます。
わんこの入場については、東大寺大仏殿の中は、カバン等に入れるか抱っこで犬連れの入場が許可されています。床・地面には下ろせません。その他の建物は入場不可となっています。

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2.「興福寺」

 

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【住所】    奈良県奈良市登大路町48
【TEL】    0742-22-7755

奈良公園の一角にある「興福寺」。中臣鎌足(藤原鎌足)が病気にかかった時に、妻が「夫の病気が治りますように」と願い込めて、669年(飛鳥時代)に山階寺(やましなでら)を建立したのが始まりです。五重塔をはじめ、金堂や北円堂などの建造物や阿修羅像を含む仏像の数々など、国宝や重要文化財が収められている興福寺はもまた「古都奈良の文化財」として世界遺産に登録されています。古都奈良のシンボルとも言えるのが、高さ約50mもある木造の五重塔。現在の塔は1426年頃に再建されたものです。青空の下で見る五重塔は堂々としていて魅力的ですが、夜にライトアップされた姿も圧巻。日没から22:00頃まで見ることができます。
わんちゃんはリードを着用していれば、同伴で参拝することができます。ただし、屋内同伴は不可。 建物の中には入れませんが、お堂などを外から見るだけでも十分楽しめます。

奈良犬と行ける寺・神社
3.「薬師寺」

 

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【住所】    奈良県奈良市西ノ京町457
【TEL】    0742-33-6001

「薬師寺」の見どころには、「凍れる音楽」と評される最大のハイライトである美しい東塔(国宝)・貴重な東院堂(国宝)・南門(重文)・西塔・金堂・玄奘三蔵院などがあります。薬師寺は同じ奈良県奈良市にある興福寺と並び、、「法相宗(ほっそうしゅう)」の大本山です。
白鳳時代680年、天武天皇によって皇后(後の持統天皇)の病気平癒を祈願し発願され、697年持統天皇の時代に完成した薬師寺。現在の薬師寺は藤原京から平城京への遷都に伴い718年に移されたものであり、1998年にはユネスコ世界遺産にも登録されました。
特に見るべきは、世界遺産であると同時に国宝に指定されている約1300年の歴史がある世界遺産「東塔」。当時の建築様式を今に伝える貴重な建築物となっています。国内で4番目に高い塔で、近付くとその高さに驚かされます。西塔と共に並ぶとそのオーラがさらに素晴らしい。
ペット同伴については、屋外ではリード装着で歩かせることも許可されています。屋内同伴は、東僧房の通路を除いては不可となっています。

奈良犬と行ける寺・神社
4.「法隆寺」

 

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【住所】    奈良県生駒郡斑鳩町法隆寺山内1の1
【TEL】    0745-75-2555

聖徳太子と推古天皇が607年に創建したと伝わる、残存する世界最古の木造建築物である「法隆寺」。世界最古の木造建築物の金堂、五重塔など、19棟の国宝と、50以上の重要文化財を持ちます。 1993年、歴史的価値が認められ世界遺産に登録されました。また、日本で初めて世界文化遺産に登録された建造物でもあります。
見どころは、なんといっても数多くの建築物や仏教美術品であり、敷地内に建つ125棟の建造物のうち、国宝が17件、重要文化財が35件。特に有名な「五重塔」などはまさに法隆寺を象徴する建造物となっています。
法隆寺はわんちゃんを、抱っこをするかキャリーなどに入れることで同伴で屋内外の両方を見学できます。建物内に国宝の仏像や重要文化財がたくさんあって、本当に犬もいいのか?と迷うところけどOKだそうです。愛犬連れにはとても貴重であると同時に、とてもありがたいですね。

奈良犬と行ける寺・神社
5.「信貴山 朝護孫子寺」

 

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【住所】    奈良県生駒郡平群町信貴山
【TEL】    0745-72-2277

奈良県生駒郡平群町の標高437mの信貴山中腹にある「朝護孫子寺」は、信貴山真言宗の総本山です。今から1400年程前、天空に毘沙門天王に戦勝の秘法を授かり勝利した聖徳太子が、自ら天王のお姿を彫刻し伽藍を建て、『信貴山』と名付けました。 そして、毘沙門天が「寅年・寅日・寅の刻」に現れたという伝承から寅が祀られるようになりました。さらに醍醐天皇の病気回復を命蓮上人(みょうれんしょうにん)が毘沙門天王に祈願すると、 たちまち全快されたことから、朝廟安穏・守護国土・子孫長久の祈願所として『朝護孫子寺』となりました。庶民信仰の寺として人々からは『信貴山寺』と親しまれています。
山腹の広い境内ー本堂をはじめ数十棟の堂宇が建ち並ぶ奈良県屈指のパワースポットーには、樹齢約500年のオオイチョウがあります。秋にはとても美しく色づき、人々の心に感動を与えます。2000基の石灯籠には日没より灯が入り、壮観な紅葉を楽しむことができます。本堂ライトアップは、例年日没から22:00まで実施しています。
犬同伴については、本殿はたち入り禁止ですが、それ以外はリード着用で愛犬を歩かせることが許可されています。

奈良犬と行ける寺・神社
6.「達磨寺」

 

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【住所】    奈良県北葛城郡王寺町本町2-1-40
【TEL】    0745-31-2341

「達磨寺」は、達磨大師、聖徳太子、千手観音菩薩を本尊とする臨済宗南禅寺派の古寺です。聖徳太子が自ら刻んだ達磨禅師の像を祀ったのが始まりと伝えられています。
聖徳太子も犬と暮らしていたことが知られています。その犬は「雪丸(ゆきまる)」という名前で白い毛を持っていたそう。この雪丸はとても賢いだけではなく、特別な力を持っていて聖徳太子とお話をすることもできたそうです。さらには、お経の内容も理解できたといわれていて、聖徳太子が勉強をしたり、あれこれ政治のことについて考えている間も寄り添い、一緒に過ごしていた時間が長くその絆はとても強かったことが伺えます。
本堂の北東に葬るよう雪丸自身が遺言したことから、雪丸は亡くなると達磨寺に丁寧に埋葬され祀られています。また達磨寺は、雪丸の石像があることでも有名です。雪丸の石像が元旦に「ワン」と鳴くと、その年は豊作になるそうです。
達磨寺には雪丸グッズも売られていて、愛犬家にも親しまれているお寺です。住職さまのご方針で、わんちゃんを抱っこして本堂を拝観することもできます。そして、達磨寺ではペットの供養もしていただくことができます。

奈良犬と行ける寺・神社
7.「吉水神社」

 

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【住所】    奈良県吉野郡吉野町吉野山579
【TEL】    0746-32-3024

吉野山にある世界遺産「吉水神社」は、初期書院造りの傑作といわれ日本最古の書院建築として、国の重要文化財に指定されています。頼朝に追われた源義経が静御前に身を隠した場所であること、南北朝時代に後醍醐天皇の行宮になったこと、豊臣秀吉が花見の本陣としたことなど数多くの歴史的逸話が知られて「一目千本」が一望できるスポットでもあり、由緒正しき花見の名所です。吉水神社の中には、多数の文化財が所蔵・展示されており、御醍醐天皇御物、義経が着用していた鎧、豊臣秀吉が愛用していた金屏風などを至近距離でじっくりと鑑賞することができます。
神社の境内は宗教上の理由により、ペット禁止の所が多いですが、吉水神社は愛犬と一緒に参拝することができます。なぜ犬に優しい神社として知られているのか、その背景には次のようなことがあります。吉水神社のある吉野は、後醍醐天皇が足利尊氏に京都から追われ逃げ延びた地です。その際に、後醍醐天皇は可愛がっていた柴犬を連れていき、いつ足利尊氏に攻められるかわからない不安な日々から、その柴犬に慰められたとの言い伝えです。
吉水神社では、犬の健康長寿祈願や病気平癒・七五三詣り・初詣などの御祈祷もしていただくことができます。また犬用お守り・犬おみくじが人気を博しています。

奈良犬と行ける寺・神社
8.「談山神社」

 

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【住所】    奈良県桜井市多武峰319
【TEL】    0744-49-0001

飛鳥の東方にそびえる多武峰(とうのみね)の山中にたたずむ「談山神社」。昔、現在の奈良県に政治の中心があった頃、「大化の改新」の談合が行われた地として、中心人物であった藤原鎌足公が祀られています。境内には桜とカエデが豊かに満ちていて、春は桜、初夏は新緑、紅葉に染まる秋と、季節ごとに素晴しく、「関西の日光」といわれるほどの美しさです。
寺中は、朱色で塗られた社殿が多く見どころ満載です。中でも、木造十三重塔としては世界唯一である重要文化財「十三重塔」は、藤原鎌足を弔うために建立した談山神社のシンボル。現存している建物は室町時代に再建されたものです。
わんこ同伴については、境内はリードでOKで、愛犬を抱っこしてなら拝殿内等も入れるという犬にとても優しい神社です。明日香村の奥山で、本殿まで続く140段の階段を、愛犬と登りながら散策してみましょう。

奈良犬と行ける寺・神社
9.「橿原神宮」

 

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【住所】    奈良県橿原市久米町934
【TEL】    0744-22-3271

「橿原神宮」の主祭神は初代天皇とされている神武天皇(じんむてんのう)です。神武天皇を祀る神社の創建を求めた民間有志の嘆願の元、1890年(明治23年)に明治天皇によって創建されました。神武天皇の強運と、享年127歳という御長寿から開運延寿の神様として崇敬されており、そのことが開運と延寿のご利益があるパワースポットと言われる由縁となっています。
大和三山のひとつである「畝傍山」の麓にある15万坪の広大な神域は、厳かな雰囲気に包まれています。重厚で美しい社殿をはじめ、四季折々の風景、毎年話題の大絵馬など、見どころがたくさんあります。また、建国記念の日には紀元祭が行われ多くの参拝者でにぎわいます。
橿原神宮参道は、愛犬と一緒に歩くことが可能です。そこから先は、抱っこまたはペットキャリーなどを使用して、拝殿の階段手前まで進むことができます。

愛犬連れで訪れた奈良には、国宝や世界遺産に指定されている建造物や仏像が数多く残されています。山に囲まれた盆地という地形ながらの、自然に囲まれたスポットを訪れるのもおすすめです。
犬に優しい古都「奈良」。愛犬がいるから旅行はできない!というのは、もはや偏見かもしれませんね。さらにワンちゃんたちがお出かけができる社会になるために、万事どこでもマナーを守ることを心がけましょう!

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