鎌倉犬と行ける寺院:犬連れで歴史ある鎌倉を観光をしてみませんか

by みると
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古くから、神社仏閣では「動物=穢れ(けがれ)」と考えられていて、立ち入りを禁止されていたのですが、最近では、「犬や猫も家族の一員」と考え、ペット同伴を認めるようになった神社仏閣も増えてきました。とはいうものの、お寺や神社が主体の鎌倉の観光で犬と一緒に入れるところは限られてしまいます。今回は、愛犬と一緒に訪れたい鎌倉観光のスポットをまとめました。鎌倉は、意外とわんこに寛大な寺社が多い街ですよ!

鎌倉犬と行ける寺院
1.「円覚寺」

 

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【住所】    神奈川県鎌倉市山ノ内409
【TEL】    0467-22-0478
弘安5年の1282年(鎌倉時代後期)、北条時宗が中国・宋より招いた無学祖元禅師により開山された歴史あるお寺です。臨済宗の「円覚寺」には修行のために全国から禅僧が集まりました。貴重な文化財が多く残されていて、国宝の洪鐘は一見の価値があります。弁天茶屋からの眺めも良いです。
円覚寺のわんこルールは、一緒に建物の中に入ることは禁止されていますが、リードをつないで境内を散歩させることができます。境内は広々としていて、山肌に沿って立体的な形をしているので、愛犬と一緒に散歩をするといい運動になる実感を覚えます。また、境内の奥にある「佛日庵」ではワンコと一緒に抹茶を楽しむことが出来ます、静けさの中、鳥のさえずりも聞こえ、神聖な雰囲気が漂います。「円覚寺」では、ペットの御守りも授与されています。

鎌倉犬と行ける寺院
2.「建長寺」

 

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【住所】    神奈川県鎌倉市山ノ内8
【TEL】    0467-22-0981

「建長寺」といえば「けんちん汁(建長汁)」発祥のお寺として有名です。1253年の鎌倉時代に北条時頼によって蘭渓道隆を開山として創建され、室町時代には臨済宗の寺格制度である鎌倉五山で第一に列せられた格式高い寺院です。禅宗の寺には珍しく地蔵菩薩を本尊としています。
建長寺は桜が大変見事で、開花時期にはお釈迦様の誕生日をお祝いする「降誕会(花まつり)」が開催されています。2月下旬~3月上旬に山門の前のオカメザクラが開花し、3月下旬よりソメイヨシノ、枝垂れ桜が次々と開花します。
犬連れについては、堂内は入場不可ですが、境内は犬を連れて歩くことは可能です。桜だけでなく四季折々の花が咲くので、愛犬と楽しく歩く事ができます。境内からはそのまま裏山に続き、半僧坊や天園ハイキングコースなどの鎌倉散策に進むことができます。

鎌倉犬と行ける寺院
3.「浄智寺」

 

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【住所】    神奈川県鎌倉市山ノ内1402
【TEL】    0467-22-3943

弘安4年(1281)に創建された「浄智寺」は、北鎌倉にある、鎌倉五山第四位の格式の高いお寺です。室町時代まで数百人もの僧侶がここで修行生活をしていたといわれています。大正12年(1923)には関東大震災で伽藍の大部分が倒壊し、現在の伽藍のほとんどが昭和になってから復興されたものとなっています。また、鎌倉江の島七福神のひとつ『布袋尊像』が祀られています。鎌倉の観光客が訪れる寺院と比べて来訪者が少なく、「静寂」という言葉がぴったりのとても静かな臨済宗のお寺です。緑と苔が美しく、山門の風景がとても素敵です。
わんこは堂内への入場はダメですが、リードをつければ境内を歩かせることは許可されています。
そんなに広くはありませんが、自然豊かで、谷戸のやぐらと竹林が素晴らしいです。愛犬とリードで一緒に回ることができる貴重なお寺のひとつです。

鎌倉犬と行ける寺院
4.「本覚寺」

【住所】    神奈川県鎌倉市小町1-12-12
【TEL】    0467-22-0490

鎌倉七福神のひとつ『夷(えびす)神』の祀られた夷堂がある「本格寺」。1436年に創建された「東身延」といわれる日蓮宗でも由緒ある寺院です。山門がある場所はちょうど鎌倉幕府の裏鬼門(うらきもん)で、縁起の悪いとされる方角のため、幕府を守る鎮守堂として源頼朝がこの「夷堂」をつくりました。
「本覚寺」は、鎌倉駅前すぐの便利な場所にありながら、人気観光スポットの「鶴岡八幡宮」へ向かう人が多いため、比較的静かな雰囲気のお寺です。境内には、江戸時代からの姿のままの山門やとんがり帽子のような珍しい形をしている夷堂、9月に花を咲かせる樹齢100年の百日紅(さるすべり)、日本刀の名工「正宗」の墓など、見どころが満載です。 境内は愛犬をリードで散策することが可能です。犬連れには、ひょっとしたら穴場のスポットかもしれませんね。

鎌倉犬と行ける寺院
5.「妙隆寺」

 

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【住所】    神奈川県鎌倉市小町2-17-20
【TEL】    0467-23-3195

鎌倉江の島七福神巡りの『寿老人』がお祀りされた「妙隆寺」は、住宅街になじむようにひっそりと佇むお寺です。鎌倉幕府の有力御家人であった千葉常胤の子孫の『胤貞』が、祖先追福のために1385年に七堂伽藍を建立したのが始まりと言われています。『寿老人』は、不老長寿の功徳を授ける神様として知られており、不老長寿のご利益に授かろうとたくさんの人が訪れています。
また、開山の日英の甥にあたる二代目の日親は、足利義教に日蓮宗への改宗を試みたことで拷問を受け、焼け焦げた鍋を頭にかぶせられたことから「鍋かむり日親」と言われています。寒中に激しい修行をしたことでも有名で、お寺には、「なべかむり日親上人行法御池之霊跡」があります。
「妙隆寺」は、小さなお寺ですが静かで大変風情があります。愛犬とは、境内をリードを繋いで歩く事ができます。鎌倉七福神巡りのひとつではありますが、あまり有名ではないこのお寺は、実は桜が美しいお寺のひとつでもあります。

鎌倉犬と行ける寺院
6.「高徳院(鎌倉大仏)」

 

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【住所】    神奈川県鎌倉市長谷4丁目2番28号
【TEL】    0467-22-0703

神奈川県には多くの観光地がありますが、その中でも鎌倉の大仏が鎮座している「高徳院」は鎌倉のシンボルとも言える人気スポットではないでしょうか。高徳院の本尊は国宝に、境内一帯は国の史跡に指定されています。
そんな高徳院には、条件付きで愛犬も一緒に入ることができます。「ペットを連れての拝観は、御遠慮頂いております。」の看板が立ててありますが、関係者の案内では全身を覆うキャリーなどに入っていればOKとのことです。
キャリーやリュックから顔をだすことも基本的にはNGとなっています。ずっと犬を入れっぱなしにする必要があるので、キャリーに慣れてないわんちゃんはストレスを受けるかもしれません。また、大仏の胎内に関しては、ペットNGなので胎内に入る場合は外に犬を置いていかないといけません。犬連れで高徳院を訪れるためには多少工夫する必要があるかもしれません。

鎌倉犬と行ける寺院
7.「長谷寺」

 

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【住所】    神奈川県鎌倉市長谷3丁目11-2
【TEL】    0467-22-6300

国内最大級の観音様を祀る寺院として、奈良県の「長谷寺」が総本山です。「花の御寺」と呼ばれる境内を彩る花々は、一年を通じて季節ごとに美しい、鎌倉を代表する観光地です。手入れが行き届き、花浄土を思わせる四季折々の花木、相模湾の雄大な眺望を楽しむことができます。本尊の「十一面観世音菩薩」、通称『長谷観音」は、奈良時代にクスノキの霊木より刻出されたと伝えられています。
由比ヶ浜を望む長谷寺の眺望散策路は鎌倉有数の紫陽花の名所でもあります。40種類以上、2,500株を超え紫陽花は圧巻。360度パノラマの絶景が広がります。鎌倉の紫陽花シーズンは例年6月上旬から7月上旬頃までです。
長谷寺では、ペットの入山は基本的にお断りしていますが、やむなく同伴する場合はキャリーバッグやカートなどの顔が出ない状態でお願いしますとのことです。同伴は境内のみで、お堂や施設内には入れません。参拝客の多いお寺なので、犬を連れて行く際は最大限にマナーを守りながら、参拝客に迷惑を掛けないように気を付ける必要があります。

鎌倉犬と行ける寺院
8.「報国寺」

 

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【住所】    神奈川県鎌倉市浄明寺2-7-4
【TEL】    0467-22-0762

日本の観光地を格付けする『ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン』では見事三つ星を獲得した「報国寺」。報国寺といえばなんといっても「竹林」です。別名「竹寺」と称される本堂の裏には、約2,000本もの孟宗竹(もうそうちく)が生い茂り、日本を代表する絶景スポットと評価されています。竹の隙間から光が降り注ぐ光景は言葉を失う美しさを放ちます。
1334年、足利尊氏の祖父である足利家時が開基、天岸慧広(てんがんえこう)が開山した臨済宗建長寺派の「報国寺」は、苔の濃淡のコントラストがとても美しい寺院でもあります。境内にはたくさんの石塔、お地蔵様があり、かつて川端康成は報国寺近くに転居し、よく散歩していたそうです。
ワンちゃんは、境内を自由に歩かせることはできませんが、抱きかかえるかペットキャリーなどに入れば、竹林や茶室にも愛犬と一緒に入ることができます。愛犬と竹林を眺めながら、本格的な抹茶と干菓子を楽しむことができます。

鎌倉犬と行ける寺院
9.「宝戒寺」

 

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【住所】    神奈川県鎌倉市小町3-5-22
【TEL】    0467-22-5512

別名「はぎの寺」の名を持つ観光スポット「宝戒寺」。境内には四季折々の花が咲き、秋には境内一面に白萩(しろはぎ)が咲き乱れます。
鎌倉幕府の滅亡後、後醍醐天皇が足利尊氏に命じて、北条一族の霊を弔うために建立されました。境内の右には、聖徳太子を祀った太子堂があり、毎年1月22日、お堂の前に鎌倉の諸職人が集まり太子講が行われます。鎌倉では数少ない天台宗のお寺で、1333年に開かれていますが、北条一族の鎮魂のほかにも、国宝的人材を養成修行させる道場でもありました。勝運来福『毘沙門天』も祀られています。
わんちゃんは、境内でのみ抱っこで入れますが、歩かせることはできません。花の名所としても知られる宝戒寺です。春はサクラやハクモクレン、夏はサルスベリやスイフヨウ、秋はヒガンバナやハギやホトトギス、冬はウメやツバキなど、四季折々の花によって境内が彩られています。愛犬を抱っこのままでも一見の価値のあるスポットです。

神社仏閣が中心の鎌倉観光でも、わんちゃんと入れる寺院はけっこうありますね!格式の高い寺社がたくさん集まる鎌倉を、わんちゃんがいるからと言って諦める必要はありません。そして、愛犬家の方一人ひとりがマナーを守って行動すれば、遠くない将来にペット同伴ができる観光スポットはどんどん増えてくれるのではないでしょうか。

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