ブサ可愛い代表犬といえば、ブルドッグではないでしょうか。私もブルドッグを近いうちに飼いたいと日々妄想しております。そんなブルドッグに焦点を当て、今回は深掘りしていきたいと思います。
ブルドッグの歴史
多種多様な犬種が存在する中で、ブルドッグほどブサ可愛い愛嬌に満ちた犬種は中々存在しないのではないでしょうか。彼らは人間によって生み出されましたが、まずその歴史的背景を説明していきたいと思います。
ブルドッグは闘犬として繁殖した犬種でした。闘犬というと犬同士で戦うことを想起しますが、ブルドックは違います。ブルドックは、大きな動物と犬が戦う闘犬として活躍してきました。古代ローマ時代には、熊やライオンと戦った記録も残っています。熊と戦う場合は、「ベア・バイディング」と呼ばれ、大きな動物に犬を噛みつかせる競技が存在していました。これらの猛獣と戦うために犬のスタイルは人間によってどんどんと変化してきたと言われています。
闘犬種として必要なこととは?
ブルドッグにもとめられていたことは、闘犬種として必要な要素です。具体的には、強い闘争心と頑丈な体です。こうした背景からブルドッグは生まれてきました。
ブルドッグの基礎となる犬種とは?
これは諸説論じられていてはっきりとした回答が出ていませんが、いくつかの説を説明したいと思います。例をあげますと、マスティフとイギリスの地犬との混血説が挙げられます。マスティフこそブルドックから作出されたとの説。他には、絶滅した古代犬のアーラント(古代モロシア犬)なども論じられてます。
最も有力な説は、古代ローマ軍がブリテン島に攻め込んだとき、ブリテン人がたちが大型で強い犬種を使ったと言われています。その軍用犬が、古代ローマ人と戦いました。この犬たちがブルドッグの祖先ではないかと言われています。体の大きさは小さく、頭部は暑く、鼻は小さく、短胴だったなどと特徴づけられています。性格は、闘争心の強い力強い犬種とも言われています。これらは現在のブルドックとの共通点が多いのです。
ブルドックはイギリスで愛される国犬へ
13世紀から17世紀にかけてイギリスでは、ブル・バインディングが流行りました。初期の頃は、ローマ帝国時代のように大型の犬が一般的でした。しかし、噛み付いて離れないことが求められるこの競技においては、体が大きな犬は不利に作用することが多かったのです。ブルドッグの独自のスタイルは、牛と戦うのに適していたのです。
その後、牛同士の闘犬として活躍していたブルドッグでしたが、ブル・バインディングは犬同士の戦いへと変化していきました。すると庶民の一般的な娯楽として流行していきました。そして、小規模の競技会が頻繁に行われるようになりました。イギリスでは、賭け金が賭けられることが一般的で興行的な位置づけだったと言われています。
そうした中で、犬同士の噛み合いは時として咬み殺す事象が頻繁に発生するようになり廃止へと向かいました。1853年イギリスの法律で闘犬同士の戦いを禁じました。600年にも渡る悪式習慣の終焉です。
イギリスでは、ブル・バインディングで活躍していた犬種を後世に残すことを決めました。この犬種こそがブルドックなのです。誰からも愛される容姿を保ち、独自の体型を保ちました。そして、獰猛な性格は排除されるように繁殖させました。イギリスの国犬として現在の温和で従順な姿へと生まれ変わったのです。
ブルドックの性格は?
ブルドックの性格は、優しくて愛情豊かな犬種と言えます。歴史的経緯のつながりもあり、現在のように一般のペットとして飼育されているのは、性格の影響が大きいです。ブルドッグは、愛情深い犬種であり、甘えん坊な一面もあります。強固な意志と闘争心を秘めた優しい気質の犬なのです。
ブルドッグの特徴は?
ブルドッグの体長はやや長い感じで、ブルドックの頭はかなり大きいです。そして、鼻は低い傾向にあります。特徴を簡単にまとめてみました。
- 歩様:短く、まっすぐ、力強い
- 体長:30から36センチ程度
- 体高:30から40センチ程度
- サイズ:オスは25キロが理想といわれている、メスは22・7キロが理想といわれている
- 被毛:良質で短い、皮膚に密着、毛は硬い
- 毛色:毛色は単色かスマット(ブラックのマスクとマズル)。単色の場合は、明るく混じり色のない犬ブリンドルなど
ブルドッグとの遊び方
ブルドッグはとにかく飼い主といるのが大好きな犬種です。可能であれば、24時間一緒にいたいと思っています。ただ、ずっと一緒にいるのは、難しいですよね。
飼い主はそこで「一緒に遊ぶ」と考えますが、なかなかうまくブルドッグとの遊び方が思い浮かばない方もいるかもしれません。しかし、飼い主にとって、ブルドッグと楽しく遊ぶことも飼い主の重要なミッションなのです。
ペンションやドッグランでの遊びかた
ブルドッグと一緒に過ごしたいと考えペンションやドッグランのある施設に行く飼い主さんも多いのではないかと思われます。最近は、愛犬と一緒に宿泊できる施設も増えてきていますよね。プールやドッグランは、ブルドッグたちは大変喜びます。
多くの宿泊施設やパーブリックスペースでは、ルールが存在しますよね。施設を利用する際には、しっかりとチェックしてみると良いでしょう。
カフェやレストランでの過ごし方
カフェやレストランでは、ペンションなどの施設と異なり、飼い主としてのモラルが問われます。家では許されることも、社会の常識とは異なるので注意が必要ですよね。カフェやレストランなどでは、犬連れでないお客さんも多いので、そういった方たちへの配慮には気をつけてくださいね。とりわけ、よくあるやってはまずいことを下記にまとめておきました。
- 飼い主と同じ食器を使わない
- 店内で愛犬がうるさくないか
- 店内でトイレ・シーツをひろげないか
ブルドッグを購入する際の注意事項
ブルドッグは、30万円から50万円、中には数百万するものもいます。そんな高価なペットですから、購入する前に最善の選択をしたいですよね。ブルドッグを選ぶ際の購入方法、いいペットショップについて、購入時のトラブルなどをまとめておきます。
いいペットショップの見分け方
純血種を見つける場合は、一般にペットショップにいくのが一般的かと思われます。無数に存在するペットショップの中でどのような傾向のお店が望ましいのかまとめてみました。
- 店内の匂いが臭くないか
ショップに入った途端にペットの匂いがしている店はいい加減な掃除を行っている可能性が高いので注意が必要です。
- 店員の接客姿勢は紳士的か
店員の接客姿勢は、お店の経営者の姿勢とも関連することがあります。犬種の知識が十分かどうか、質問などをしてみるとよいでしょう。
- アフターフォローはしっかりしているのか
ひょっとしたら、購入した直後に子犬が突然病気がかかることがあります。そのようなイレギュラーのケースの時に、保証制度がどうかチェックするとよいでしょう。
ブルドッグ購入時に確認しておきたいこと
- 購入後子犬が死んだ場合保証があるのか
- ワクチン接種されているのか
- 血統はどうなのか
- 親犬の性格や体質はどうなのか
- 子犬の性格な生年月日、性格や健康状態はどうか
ブルドッグが高齢犬になった時の特徴をまとめたよ
最近まで元気な子犬だった愛犬も、いつかは高齢犬へと変化します。ブルドッグの寿命は、一般に8年から10年といわれています。犬の高齢化は人間と比べると圧倒的に早いです。よくある高齢犬の変化をまとめてみました。
暗闇でぶつかる
最もよくあるケースが、暗闇でものにぶつかることです。多くのケースで白内障になることが原因だといわれています。大好きなボールを投げて見失ったり、お気に入りのおもちゃを見せても反応が鈍い時は、高齢による視力低下が考えられます。
名前を呼んでも来ない
耳が遠くなったことが原因だと言えます。中には、全く聞こえなくなるケースもあります。耳の中にイボのような腫瘍ができるケースもあるので、獣医の先生に相談するとよいでしょう。
睡眠時間が増える
1日中ねていることが増えていませんか。そうした場合は、高齢犬のサインとなります。中には、明け方咳き込んだりします。以前は、愛犬専用のハウスで一人で寝るのが好きだったブルドッグが、ベッドにくっつき飼い主と一緒に寝違ったりするのも高齢犬のサインです。
おもらしが増える
消化能力が衰え慢性的に下痢やおもらしが増えたりすることがあります。放尿時に、水分が減ることから尿量が減ることがあります。これにより、ビールのようなこい尿が出てきた場合は注意がひつようです。
何にもしなくなる
何に対しても反応が鈍くなります。毎日楽しみにしていた散歩ですら、反応が鈍くなります。若い頃の半分程度の散歩で家に帰りたがったり、階段を登るのを嫌がったりするのも、高齢犬の特徴です。
ブルドッグのまとめ
愛嬌溢れるブルドッグの魅力について今回は紹介しました。いつも心を和ませてくれるその魅力について深掘りしてみました。究極の癒し犬ブルドッグを買う前に少しでも参考にしてみてくださいね。