犬ぞりもできるサモエドってどんな犬種?大きさや特徴、性格などを紹介します

by csptl
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サモエドという犬種を知っていますか?たぶん名前は知らないけど、写真を見れば、「あーこの犬種のことか!」とわかる人も多いのではないでしょうか。映画「犬飼さんちの犬」に登場する真っ白い犬種がサモエドです。今回は、そんなサモエドの性格や特徴大きさ価格帯などサモエドについてご紹介したいと思います。

サモエドの犬種情報

  • サモエドの別称:サミー、サモ
  • サモエドの原産地:ロシア(シベリア)
  • サモエドの大きさ(体高):メス 5056 ㎝、 オス 5460 
  • サモエドの大きさ(体重):メス 1825 kg、オス 2532 kg
  • サモエドの性格:非常に社交的、知的、穏やかな、頑固、 遊び好き、 溌剌、 友好的、 警戒心が強い、
  • サモエドの毛色:ピュアホワイト、ホワイトビスケット、クリーム
  • サモエドの寿命:10〜13歳

サモエドの歴史

サモエドはロシアのシベリアを原産地とする犬種です。サモエドという名前はもともとは犬種の名前ではなく、ロシアのシベリア地方に住むサモエード族と呼ばれる民族の名前でした。

典型的なスピッツ系の体型をしており、シベリアン・スピッツとも呼ばれます。サモエドは、ロシア・ネネツ自治管区を中心としたサモエード族が古くから飼育してきた地犬と言われています。3000年以上にわたって飼育されてきた原始犬に近い犬種です。

サモエード人の民族は、トナカイの群れを引き連れながら、そのトナカイを食料とし、トナカイの食料を確保するために移動生活をしていたと言われています。中央シベリアのツンドラ地帯で暮らすサモエード族のもと、トナカイの番屋カモシカ狩り、そり引きなどに従事していました。

また寝る時はテントの中で、サモエド自身が湯たんぽ代わりになり人と一緒に寝ていたそうです。

そのため、サモエドは、サモエード族と数世紀にわたって他の民族などとは隔離された生活を送っていました。サモエードは、ほかの犬種である狼などとの交雑もない、純血性が保たれてきた原始犬に近い希少犬種と言えます。

サモエドの特徴

サモエドは人と一緒に暮らすという生活が体に染みついている犬種です。そのため、サモエドの性格はとても人懐っこいです。サモエドの体の特徴は、体高より体長がやや長く、全身を白い長毛におおわれた、立ち耳で大きめの中型犬です。尻尾はは長い飾り毛があり、ゆるやかにまいています。サモエドは、うるんだ黒い目と鼻、上向きに切り込んだ口角から、まるで微笑んでいるように見えます。この表情はサモエド・スマイルと呼ばれています。

サモエドの標準の大きさはオス5460㎝、メス5056㎝とされています。平均体重の大きさはオスが2532㎏、メスが1825㎏です。サモエドの寿命は1013年程度で中型犬の中では平均的な寿命です。

カラーとしては、ピュアホワイト、ホワイトビスケット、クリームの主に3色です。

サモエドの性格

サモエドの性格は優しく温和で辛抱強く、他人にも他犬にもフレンドリーです。サモエドは訓練性能が高く、人間を信頼し、そばにいたがります。ボール遊びやひっぱりっこなども大好きで、落ち着いて辛抱強いため、子供の遊び相手としても理想的です。サモエドは人間に対する友好的な感情から、とても甘えん坊で人懐っこいです。逆にサモエドは社交的で人見知りをしないため、番犬としては難しい犬種です。

そして、カモシカ狩りのお供に大活躍だったこともあり、サモエドは飼い主によく従います。サモエドは頭もよく、飼い主の言うこともちゃんと聞くように長い歴史と共に育てられてきました。それから、そり引きとしても活躍していたサモエドは、ほかの犬との協調性も大事にします。他犬にも社交的で、犬ぞりに適した体力を持ち合わせ、でも意外に粗食であったと言われています。

サモエドは犬ぞりの犬種の特徴を持ち、サモエドの体重分の荷物を長距離で運ぶことができます。たとえはサモエドが20㎏あったら、20㎏分の荷物を運ぶわけです。このことから、サモエドはとても体力のある特別な犬種だとわかるかと思います。

サモエドを飼う時の注意点は?

サモエドを飼う時の注意点:①サモエドの暑さ対策

さて、このとても愛くるしいサモエドですが、実際飼う時には幾つか気をつける必要性があります。まずは何といっても暑さ対策です。サモエドの故郷はシベリアの永久凍土があるような極寒の地です。そのため、サモエドは寒さには強い犬種ですが、暑さには弱い犬種です。サモエドを飼う上で、夏場は冷房が必須と言えるでしょう。

サモエドを飼う時の注意点:②サモエドのブラッシング

サモエドはとても毛の多い犬種ですが、春と秋の換毛期には、より一層毛が抜けます。古くは、サモエドの抜けを利用してセーターなどの防寒具が編まれていました。つまり、サモエドはそれだけすごい量の毛が抜けるのです。

そのため、サモエドは、日頃のブラッシングが大切です。サモエドは、毛玉が出来たり、抜け毛が取れなくて、通気性が悪くなり皮膚疾患の原因になったり、見た目も悪くなります。ブラッシングは出来るだけ毎日行いましょう。

サモエドを飼う時の注意点:③サモエドの散歩

サモエドは非常に体力があり、遊び好きなので毎日1時間以上の散歩が必要になります。かなり力の強い犬種ですので、子供やお年寄りが散歩をすると引っ張られて怪我をしたり、脱走する恐れがあります。サモエドの散歩は、体力があり、力の強い人が行ったほうが良いでしょう。サモエドの散歩のしつけにおいて大切なのは、サモエドが飼い主よりも先に歩かないようにすることです。

サモエドを飼う時の注意点:④サモエドを室内で育てる

サモエドはその毛質や体質、性格上、人間のそばで飼育することが好ましいです。サモエドは寒さに適した毛質を持っているるので、梅雨などの湿気の多い時期に屋外で飼うことは、皮膚の病気にも繋がりかねないので注意が必要です。

サモエドのしつけのポイントとは

サモエドのしつけのポイント:①サモエドとの主従関係をしっかり築く

サモエドの子犬は人懐っこくてとても可愛らしいのですが、かわいいからと言って甘やかしすぎては犬よりも人間の方が優先順位が下に見られてしまいます。サモエドが一度優先順位を間違えて覚えさせてしまうと、正すのは難しいです。早い段階できちんとサモエドに主従関係を覚えさせましょう。

サモエドのしつけのポイント:②遊びながらしつける

サモエドは特に犬の中でも運動量の多い犬種です。子犬をしつける場合は、日ごろの運動や遊びの中にしつけを取り入れていくことで、自然と覚えていきます。飼い主とのコミュニケーションを何よりも喜ぶので、一緒に過ごす時間を大切にしてあげましょう。

サモエドは、独立心が強く、一人でも遊べますが、飼い主さんとのコミュニケーションの時間が短いと無駄吠えをしてしまうことがあるので、注意しておきましょう。

サモエドのしつけのポイント:③サモエドを褒めて育てる

サモエドのしつけでとても大切なことの一つとして、誉めてしつけることが有効です。

サモエドの価格は?

サモエドは希少価値が高い犬種です。サモエドの子犬の価格は3040万円が相場価格で、成犬になっても10万円ほどしか価格が下がりません。特に真っ白なメスの子犬は価格が高いです。サモエドを手に入れる際には、信頼できるブリーダーさんから購入するアプローチも有効です。

なぜなら、ペットショップよりも安くサモエドを購入できるからです。ブリーダーさんは犬一頭一頭を理解しているため、飼い主の要望に合った一匹をお勧めしてくれます。結果として、飼い主さんは、不安なことや、病気についてなど、ブリーダーから詳しく質問することができるのでブリーダーからの購入を検討するものありでしょう。

実際にブリーダー宅に訪問した際、親犬はのびのびと生活しているのかを確認すると良いでしょう。それだけで良い環境で育っているということが言えます。そしてメリットだけでなく、デメリットもきちんと飼い主さんに伝えてくれるブリーダーさんは信頼できる確率が高いでしょう

終わりに

いかがだったでしょうか。ふわっふわの毛のサモエドに思いっきり抱きつきたいと思いませんか?とても人懐っこくて愛くるしいサモエド犬ですが、ブラッシングなど日々の手入れが簡単であるとは言えません。それらを理解したうえで、サモエド犬をあなたの家に迎え入れてはいかがでしょうか?

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