世界には、多くの猫の島や町や村などが存在していますよね。もちろん、日本にも猫の島が存在しています。今回ご紹介するのは、宮城県石巻市田島町にある猫の島です。猫だんごがみれるとも言われています。皆さんはご存知でしたか。
猫の島:田代島とは?
田代町は猫を神様としてまつる、世界的にも稀な猫の島といえます。田代町のすごいところは、犬を住ませてはならないというルールが存在します。村の方や偉い方に聞いても、なぜ、そしていつごろそのルールが確立されたのかベールに包まれています。猫を嫌う犬なんていなくてもいいという決定が過去において誰かが下したとも言われています。そうした名残が現代にも残され、独自の猫島として世界感が作られたのです。
猫島にはどんな人が暮らしているのか?
猫の島で現在暮らしているのは、100人ほどの高齢者が大半です。なんと驚くことに、人口よりも猫の方がはるかに多い数の猫が暮らしていると言われています。こうした小さな島だからこそ、独特の猫の文化や考えが根付き確立されたのではないでしょうか。
猫の島の歴史とは一体?
田代町には大泊・二斗田の二つの集落があります。集落間は歩いて30分くらいです。その集落・二斗田の集落には、多数の猫がいます。一方で、大泊にはすぐ近くにもかかわらずあまり猫がいません。
猫の島・二斗田の歴史は、昭和初期に養蚕業が盛んでした。猫が増えたのは理由があります。なぜなら、蚕をネズミなどの害虫から守るために猫が大切にされたからです。とりわけ、猫の三毛猫が大切にされてきました。当時の三毛猫はさんけ猫と呼ばれてきました。なぜなら、性格がきつくてきっちり仕事をするのとねずみ番として評判が高かったからです。こうした背景から猫が大切にされ増えていったのだと言われています。
猫島といえば、「猫神社」の存在
田代町は社鹿半島の南に位置するが少し沖に出ると、世界三大漁場の一つである有名な漁場があります。かつての猫の島は、思い切りの良い素敵な漁師たちで盛り上がっていました。ある日、網元の船がいかりをあげた時、港に来ていた猫を誤って殺してしまいました。その償いをするために網元は、標高の高いところに「猫神社」を祀りました。
その後、島の漁師たちは大漁の日々が続き、猫はやはり大切にすることが望ましいという気持ちがより一層高まったと言われています。
猫の島:田代島までのアクセス
電車の場合
- 仙台駅からJR仙台戦で石巻で下車する。船着場まで宮城交通門脇2丁目下車・徒歩5分
車の場合
- 三陸自動車道・石巻港ICから船着場まで15分(駐車場あり)
- 石巻港から網地島ラインで約1時間
猫の島のまとめ
日本にはまだまだいくつかの猫島が存在します。都会から離れた場所でかわいすぎる猫の島を観光するのも新鮮ですよね。私も先日台湾に行きまして、猫町を観光してきました。日本の猫カフェなどのカルチャーは台湾から発祥しているのでないかと思ってしまいました。今度はそちらもご紹介したいと思います。時間があれば是非週末訪れてみてはいかがでしょうか。