猫はなぜ足音をしないで歩いたり走れたりするのか?理由や足音の秘密について

by csptl
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猫は足音をしないでそっと歩けるのに気づいたことがありますか。また、短い距離ならば猫はかなりの速度で走ることができます。このような猫独自の特徴について疑問に思ったことってありませんか。今回は、猫が足音をしないで鋭く走れるのはなぜなのか?を詳しくご紹介したいと思います。

猫はなぜ足音をしないで歩いたり走れるのか?

猫の足の裏には、毛の生えていない皮膚の部分、肉球(フットパッド)があります。この肉球に触ったことってありますか。猫の肉球を触るとポニョポニョと柔らかい肉球は、猫の足のクッションの役割をしています。高いところから飛び降りるときは衝撃を和らげ、歩くときには音を吸収します。猫があるくときは衝動を和らげ、歩くときには音を吸収します。また猫の爪は出し入れ可能なので音を立てないように爪をしまうことができます。つまり、猫が足音をしないで歩けるのは、自由に出し入れできる爪と、この肉球のおかげなのです。

猫の足音を生み出さない肉球の秘密とは?

猫の肉球(フットパッド)の内側にはたくさんの神経があり、とても敏感です。したがって、猫は幅の狭い塀の上や、不安定な場所を歩くときなどには肉球で足元を確かめるようにして歩いています。また、猫の肉球は、猫にとって唯一汗をかく場所でもあります。猫は緊張すると肉球に汗をかくので、歩きにくいところを通るときには、すべり止めになるともいわれています。

足音を生み出さない猫が、足音を生み出す場合もある!?

これまでは猫の足音を生み出さない構造的な理由を説明してきましたが、実は猫が足音を生み出すケースもありえます。例えば、猫がかまってほしい時や遊んでほしい場合は、フローリングをゴリゴリやったり爪でガリガリやることがあります。他にも、猫の爪が伸びきってしまうと大きな足音を生み出す場合もありえます。また、家庭の猫の場合は、猫が太りすぎてしまうと足音の仕組みが機能せず、猫と出会っても音が漏れてしまうこともあります。

猫は足音をしないで歩けるけど、走るときは足音を出さないで走れるのか?

猫は、走るときも足音をあまり出さないで走ることができます。猫の肉球は手のひらと指のような形をしていますが、手のひらのように見える部分は、人間でいえば、指の付け根の辺りを指しています。つまり、猫は指だけを地面につけ、いつもつま先立ちで歩いているのです。この特徴的な歩き方が、猫が足音を出さない要因だと言われています。人間も走るときには、体をやや前傾にしてつま先で蹴り上げるように、猫や犬のつま先立ちは、走るのに適した形だと言われています。

後ろ足の膝のように曲がった部分は、人間の足首、その上の太もものように見える部介がひざにあたります。そこから背中
につながるのが、大きく力強い太ももです。このしなやかに発達した猫の大腿部の筋肉が、走ったり、ジャンプするときの推進力になります。

猫科動物の中でチーターだけはいつも爪を出して走る

ライオンなどの猫科動物の中で、チーターだけはいつも爪を出したまま、時速100キロ以上で走ります。これはチーター高速の走りの秘密である爪がスパイクの役割を果たしているからだと考えられます。

猫は足音をしないで歩ける理由のまとめ

猫が足音を立てない理由である、猫の抜き足、差し足、忍び足得意なのは、猫の肉球の役割が影響しています。

猫の足音をしないで歩ける理由①:猫は前足の裏側に秘密あり

猫の前足の裏側には、肉球があります。指球や掌球や手根球(前足)があります。これらがクッションなどの役割をして、猫は足音をしないで歩けるようになるのです。ちなみに、猫の前足は5本指あります。5本指は大きく広げて、獲物を捕らえるのに便利です。

一方で、猫の後ろ足は4本指で、走るのとジャンプが担当となっています。これは走るのが得意な動物ほど指の数が少ないためだと考えられます。

猫の足音をしないで歩ける理由②:猫はいつもつま先たち歩きをしている

猫は指だけを地面につけ、いつもつま先立ちで歩いています。この特徴的な歩き方が、足音を生み出さない要因となっています。人間とは、足のそれぞれの部分の比率が違い、猫は走るのに適した形になっています。猫の足首から指までの範囲が、人間のいうところの足の裏にあたります。

終わりに

いかがでしたか。猫が何気なく足音を立てないのは、猫のクッションとなる肉球という構造的な理由が隠れています。肉球を触ってみると、猫の特殊能力の訳がよりイメージできるかと思います。今回は猫の神秘的な足音の秘密についてでした!

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