猫の毛が抜けるのはなぜなのか?ネコの脱毛の原因や懸念すべき病気をまとめました

by csptl
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猫の毛が多すぎて困っているなんてありませんか。春の終わりや秋口など、季節の変わり目には、換毛期といって毛が大量に抜け生え変わる時期があります。しかし、部分的にはごっそり抜けて地肌が見えてしまったり、炎症を起こしていたら、病気の可能性が考えられます。そこで、今回は猫の毛が抜けるのはなぜかという点と懸念すべき病気をご紹介します。おかしいと思ったら、かかりつけの動物病院に行き、獣医の先生に相談してくださいね。

猫の毛が抜けるのはなぜなのか?

猫は季節の変わり目にネコの毛は生えかわりますが、あまりに抜け方がはげしかったり、ある部分だけ抜けているような場合は、何らかの病気にかかっていると考えていいと思います。その中で、もっとも可能性が高い猫の病気は、皮膚炎です。大切なのはそんな時、飼い主さんが独自で判断して皮膚薬などをつかわないことです。なぜなら、ひと口に猫の皮膚炎といっても、さまざまな種類があり、それぞれ処方する薬が違うからです。

猫の皮膚炎は、寄生虫が原因のとき、同時にその駆除をおこなうことが必要になります。また猫の皮膚炎のほかにも、内臓疾患やビタミンAやビタミンB不足、心因性のストレスなど、毛が抜けるのにはさまざまな原因が考えられます。飼い主さんとして重要なのは、初期の段階で、かかりつけの動物病院に行くことが大切です。

季節が原因の場合の関連記事:猫の抜け毛と時期の関係とは?猫の被毛は季節ごとに生え換わる!?

猫の抜け毛や脱毛で懸念すべき病気?

猫の脱毛箇所で猫の考えられる病気がわかります。代表的な物をまとめてみました。

猫の抜け毛で考えられる病気①:ノミアレルギー性皮膚炎

猫の背中、内股、首すじの脱毛のことをノミアレルギー性皮膚炎と呼びます。これは猫がノミ寄生したことでおこるノミアレルギー性皮膚炎です。猫の主な症状は、シッポのつけ根から背中にかけて、また内股、首筋に抜け毛が見られます。

猫の抜け毛で考えられる病気②:猫の白癬(はくせん)

猫は円形に脱毛します。猫が円形に脱毛している場合は、白癬というカビに感染します。これは白癬に感染した結果おこる皮膚炎が原因です。猫は、毛が円形に抜け、患部が赤くなったり、吹き出物ができた、フケが出たりすることがあります。

猫の抜け毛で考えられる病気③:猫のヒゼンダニ症

猫の抜け毛で考えら得る病気として、顔や耳のふちが脱毛です。ヒゼンダニというダニが原因でおこります。猫はかゆがって、耳の周辺を足でかきむしるため、顔や耳のふちが傷つき、脱毛します。

猫の抜け毛で考えられる病気④:猫の心因性の皮膚病

猫は環境の変化などのストレスが原因で体をなめたり、かんだりするようになるため、猫の毛が抜けます。猫は足や背中など、なめられるが脱毛していきます。

猫の抜け毛で考えられる病気⑤:猫の食餌性アレルギー

猫の耳やひたい、首が脱毛が見られる病気です。食餌性アレルギーは、特定の食べ物が原因で、皮膚が赤くなり、脱毛したり、ブツブツのできものができたりします。この場合、猫は全身をかゆがり、なめたりかじったりするため、足のとどきやすい部分が脱毛していきます。

猫の抜け毛で考えられる病気⑥:猫の対称性脱毛症、クッシング症候群

猫は左右対称に脱毛します。猫の対称性脱毛症やクッシング症候群は去勢、避妊手術や薬の副作用などでホルモンバランスがくずれたために発生する病気です。猫の体の両側の毛が同じように抜けていきます。

猫の抜け毛で考えられる病気⑦:猫のニキビ

猫は顎の下の毛が抜けて、赤い発疹ができます。脂肪のかたまりができたために起こります。

猫の抜け毛で考えられる病気⑧:猫の肉芽腫

強いかゆみをともない、全身のあちこちの毛が抜けます。お腹やもものやわらかい皮膚はただれてしまいます。猫のくちびるにできることもあります。

猫の抜け毛で考えられる病気⑨:猫の日光過敏症

日光過敏症は、白いネコに多く見られます。強い日差しを受けることでおこるアレルギー性の皮膚炎です。放っておくと、皮膚ガンになることもあるようなので注意が必要です。

猫の抜け毛で考えられる病気⑩:猫のビタミン欠乏症

猫のビタミン欠乏症は、偏食によって起こる病気で、頭部の毛が抜けます。 抜けた部分に皮膚炎を伴うこともあります。

猫の抜け毛で考えられる病気⑪:猫の尾腺炎

猫のシッポのつけ根が炎症をおこして、ふくらみ、それをしきりになめたり、噛んだりすることで脱毛します。

猫の抜け毛のまとめ

猫の抜け毛は季節的な要因もあれば、深刻な病気も考えられます。季節要因であれば、病院に連れて行く必要はありませんが、病気の場合はかかりつけの動物病院の先生に相談してください。あらかじめ、考えられる病気は特定できることもあるのでご参考にしていただけると幸いです!

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