群馬県といえば温泉やスキー場、雄大な山々などのイメージが強く、首都圏からも比較的アクセスしやすいことから多くの観光客が訪れる地域です。さらに近年、ペット連れの旅行者が増加していることを受けて、愛犬とともに楽しめるスポットやサービスが充実してきています。
本記事では、愛犬と一緒に写真を撮って最高の思い出づくりができる群馬県内のおすすめスポットをたっぷりご紹介。公園や自然、文化的な名所まで幅広いロケーションを取り上げつつ、撮影時の注意点や基本マナー、季節ごとの楽しみ方などをわかりやすくまとめました。読み終えたころには、次の休日に「ここに行ってみたい!」とワクワクした気持ちになれるはずです。ぜひ最後までご覧ください。
1.群馬県の魅力:自然・文化・温泉がそろう贅沢なロケーション
1-1.首都圏からの好アクセス
東京から車や電車で2〜3時間ほどで到着する群馬県。関越自動車道や上信越自動車道など主要高速道路が通っているため、ドライブを楽しみながら犬連れで移動することも比較的スムーズに行えます。車内というプライベート空間なら、愛犬がリラックスしやすく飼い主側も安心です。
また、新幹線や在来線を利用して日帰りや短期旅行が可能なのも嬉しいポイント。特に高崎駅や前橋駅周辺なら商業施設も充実しており、帰りにショッピングなどを楽しみながら写真の整理をするのもおすすめです。
1-2.四季折々の絶景
群馬県は平野部から山岳地帯まで多彩な地形を持つため、季節によって全く違う表情を見せてくれます。春の桜や花畑、夏の涼やかな森や渓流、秋の紅葉、冬の雪景色まで、1年を通じて「写真映え」するシーンに出会えるのが魅力。
特に山が多い群馬県では、標高差により季節の移ろいを長く楽しむことができ、愛犬と一緒に自然散策をしているうちに、一生に残るような素敵なフォトスポットを発見するかもしれません。
1-3.温泉地の充実
草津温泉や伊香保温泉、水上温泉など、全国屈指の人気温泉地を抱える群馬県。温泉地には観光客向けのホテルや旅館、飲食店が多いため、ペット同伴可の宿泊施設やカフェ・レストランなどを見つけやすいというメリットがあります。
温泉街の昔ながらの風情ある街並みは、和の雰囲気を活かした写真を撮るのに最適。ただし、人通りが多い場合はリードを短く持ち、犬が苦手な人もいることを考慮してマナーを守りながら撮影を楽しみましょう。
2.愛犬と写真が撮れるおすすめスポット
2-1.赤城山・大沼(前橋市)
群馬県を代表する名峰のひとつである赤城山。春から秋にかけては山頂付近でトレッキングやキャンプ、冬にはスキーやスノーシューなど、さまざまなアウトドアアクティビティが楽しめます。
山頂近くに広がる大沼(おの)は、湖畔に遊歩道が整備されており、穏やかな水面に山々が映り込む絶景が魅力。愛犬と一緒に湖畔を散策しながら、爽やかな高原の空気を吸い込めば、自然とリフレッシュできるでしょう。天気の良い日には湖面が青く輝き、写真映えも抜群。紅葉シーズンには周辺の木々が色づき、風情あふれる風景をカメラに収めることができます。
2-2.榛名湖・榛名山(高崎市)
赤城山・妙義山とともに「上毛三山」のひとつとして有名な榛名山。その頂上付近に広がる榛名湖は、春夏秋冬それぞれに魅力があり、特に夏の緑や秋の紅葉、冬の氷結した湖面など、一年中フォトスポットとして高い人気を誇ります。
ボートや遊覧船が運航していることもあり、湖上から見る周囲の山々はまた違った味わい。犬同伴OKの施設やカフェも点在しているため、ドライブがてら湖畔を巡るのもいいでしょう。標高が高いエリアなので、夏場でも気温が下がることがあり、愛犬の体温管理に気を配る必要があります。
2-3.水上(みなかみ)エリア
利根川の源流域にあたる水上エリアは、ラフティングやカヌー、キャニオニングなどのアクティビティが盛ん。周囲の山々や渓谷、滝といった雄大な自然を背景に、愛犬とダイナミックなショットを撮ることができます。
夏には水遊びができるスポットも多く、愛犬が水に慣れているなら、一緒に川辺の涼しさを満喫しながら写真を撮るのもおすすめ。秋には紅葉が見事で、特に諏訪峡など遊歩道が整備されたエリアでは、のんびりと散策しながらシャッターチャンスを逃さないようにしましょう。
2-4.草津温泉街(吾妻郡草津町)
日本有数の名湯として知られる草津温泉。そのシンボルである湯畑周辺は湯けむりが立ち込める独特の景観が特徴で、夜間にはライトアップも行われるため、幻想的な写真が撮れます。温泉街の石畳や木造の建物など、和の風情が漂うスポットが盛りだくさん。
ただし、湯畑周辺は観光客が非常に多い場所でもあります。愛犬が緊張して落ち着かなくなることも考えられるので、混雑を避けるなら平日や早朝・夕方など、人出が少ない時間帯を狙いましょう。温泉街の中には犬連れOKのカフェや宿泊施設もあるため、事前に予約しておくと安心です。
2-5.伊香保温泉・石段街(渋川市)
もう一つの有名温泉地「伊香保温泉」。特に石段街は、温泉街の中心を貫く365段の石段が観光名所として人気を博しています。石段を昇りながら、途中にある休憩所やお店、神社などを訪問しつつ、愛犬との写真を撮れば和の趣きを感じる素敵な一枚に。
春や秋のシーズンにはイベントやライトアップが行われることもあり、昼と夜で全く違う雰囲気を味わえます。石段の勾配があるため、愛犬の足腰が弱い場合は抱っこやカートを活用し、無理のないペースで巡りましょう。
3.季節ごとの楽しみ方
3-1.春:桜や花畑をバックに
群馬県内には桜の名所が多数あり、大河ドラマの舞台にもなった前橋公園や、高崎の高台にある観音山公園などが人気。満開の桜並木を背景に愛犬を撮影すると、春らしいやわらかな雰囲気の写真に仕上がります。人出が多い土日を避け、朝早い時間に行くとゆったり撮影できるでしょう。
また、赤城南面千本桜や伊勢崎市の華蔵寺公園など、大規模な花まつりが開催されるスポットも要チェック。犬連れ歓迎のイベントも増えているため、事前にウェブサイトを確認しておくと安心です。
3-2.夏:避暑地や川辺で涼しげなショット
夏の群馬は平野部で気温が上がりやすい一方、赤城山や榛名湖、水上エリアのような標高の高い地域は比較的涼しく、犬にとっても過ごしやすい環境が整っています。特に川辺や渓谷では水が冷たく、熱中症対策としても有効。
愛犬が水遊びを得意なら、犬用ライフジャケットを着せて川で遊ぶ姿を撮影すると、夏らしく爽快な写真に。虫やアブ、ヒルなども活動しやすい時期なので、虫除け対策をしっかり行いつつ、怪我や事故のないように注意しましょう。
3-3.秋:紅葉と歴史的建造物
群馬の山岳エリアは紅葉の名所が多く、10月下旬から11月上旬にかけて絶景が広がります。草津や水上、赤城山など、標高が高い場所から色づき始めるため、ドライブコースを選びながら徐々に紅葉前線を追いかけるのも楽しい方法です。
紅葉とともに歴史的建造物や温泉街の風情を合わせると、まるで絵画のような一枚が撮れます。ただし、人気スポットはどこも混雑しやすいので、犬が怖がらないようリードをしっかり握り、周囲に配慮しながら撮影に臨みましょう。
3-4.冬:雪景色とイルミネーション
群馬県は内陸性気候で冬の冷え込みが厳しく、山岳地帯では積雪が多くなることも。雪の中を走る愛犬の姿はほかの季節とは一味違ったフォトジェニックな光景。ただし、防寒対策や車のスタッドレスタイヤ装着など、準備を入念にして安全に配慮してください。
各温泉地や高崎市内、前橋市内では冬季にイルミネーションが点灯され、幻想的な夜景を楽しめます。夜間の撮影はシャッタースピードが遅くなりがちなので、愛犬が動き回ると写真がブレやすい点に注意しましょう。落ち着かせる時間を作り、短時間で撮影を終えるよう心がけるとスムーズです。
4.撮影を楽しむための基本マナーとテクニック
4-1.リード着用と排泄物の処理
どんなに広い場所でも、公共の場ではリードを外さないのが鉄則です。特に観光地や公園は人が多いため、愛犬が驚いて飛び出したり、ほかの犬とトラブルを起こさないように常に目を配りましょう。
また、排泄物の処理は飼い主として当然のマナー。撮影に夢中になるあまり見落とさないよう、ビニール袋やペーパーを常備し、ペットシーツなども活用すると安心です。
4-2.施設や周囲への配慮
寺社仏閣や博物館、レストランなど、犬が入れないエリアも多数存在します。また、「テラス席のみ可」「キャリーバッグに入れれば可」といった条件がある場合もあるので、事前に確認しておくとトラブルを避けられます。
他の観光客や施設のスタッフに配慮しながら撮影することで、犬連れへの理解が広がり、より多くの場所で歓迎される雰囲気につながります。
4-3.愛犬の体調管理を優先
遠出や気温差の大きい場所へのお出かけは、愛犬にとってストレスになることも。こまめに水分補給や休憩をとり、体調を観察しながら無理せず撮影を楽しみましょう。特に夏の暑さや冬の寒さは犬の体に大きな負担をかけるため、適切な対策(クールベストや防寒服など)を行うことが大切です。
撮影時間が長くなりすぎると愛犬も飽きてしまい、ストレスが溜まることもあるので、自然な表情を引き出すためにも短い時間で集中してシャッターを切るといいでしょう。
4-4.撮影テクニック:光とアングル
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自然光を活かす:日中の屋外撮影では、フラッシュよりも太陽光を上手く取り入れる方が愛犬の毛並みをきれいに写せます。朝や夕方の光は柔らかく、影も優しくなるのでおすすめ。
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ローアングルで主役感アップ:犬の目線か、やや下の高さから撮影すると、愛犬が堂々と映ります。背景の広がりとの対比も出せるため、旅行先の雄大な景色を一緒に残せるでしょう。
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おやつやおもちゃで注目:カメラ目線を狙いたいなら、お気に入りのおもちゃやおやつをカメラ近くでちらつかせてみてください。ただし、他の犬や人が多い場所では、トラブルを避けるために様子を見ながら行いましょう。
5.アフターケアと写真の活かし方
5-1.アルバムやフォトブックを作成
撮った写真をそのままスマホやパソコンの中に溜めこんでおくだけではもったいないです。お気に入りのカットを選んでアルバムやフォトブックにまとめれば、いつでも手に取って思い出に浸ることができます。近年はオンラインで簡単にフォトブックを発注できるサービスも多いため、手軽にオリジナルの一冊を作ってみましょう。
5-2.SNSやブログで共有
インスタグラムやツイッターなどのSNSを使えば、犬連れで群馬を楽しんだ思い出を手軽に発信できます。ほかの愛犬家との情報交換や、新たなスポットの発見にもつながるかもしれません。
ハッシュタグを活用し、「#群馬旅行」「#犬とお出かけ」「#愛犬と写真」など複数のタグをつければ、同じ趣味やエリアに興味のあるユーザーに見つけてもらいやすくなります。プライバシーや肖像権には気をつけつつ、楽しい旅の記録を共有してみてはいかがでしょうか。
5-3.グッズ化やカレンダーにして楽しむ
フォトブック以外にも、マグカップやスマホケース、Tシャツなど、愛犬の写真を使ってオリジナルグッズを作るサービスが充実しています。愛犬の可愛い姿を日常で使うアイテムに取り入れれば、見るたびに心がほっこりすること間違いなし。
季節ごとの写真を集めてカレンダーにすれば、一年中愛犬との思い出を振り返ることができます。誕生日やイベントの写真を月ごとに配置するなど、工夫次第で世界に一つだけのアイテムを作れます。
6.まとめ
群馬県には、赤城山や榛名山、水上、草津温泉、伊香保温泉など、愛犬と一緒に写真を撮りたくなるスポットが本当にたくさん存在します。四季折々の自然美や温泉街の風情ある景観を背景に、愛犬との最高のワンショットを収めてみてはいかがでしょうか。
撮影を楽しむ際は、周囲の人々や自然環境、そして何より愛犬の体調と安全に配慮することが欠かせません。リードの着用やマナーを守った行動を心がけ、トラブルのないように写真を撮りましょう。そうすれば、より多くの場所で犬連れを歓迎してもらえ、思い出づくりの幅が一層広がるはずです。
今回ご紹介した以外にも、まだまだ魅力的な撮影スポットが隠れている群馬県。ぜひカメラを片手に、愛犬との旅路をゆっくり楽しんでください。もし本格的なフォトプランをお考えの際には、写真依頼の際には弊社に声をかけてみてくださいね。