猫のうんちは体調を知るための大事なヒントです。愛猫のうんちを片付けるときはいつもとの違いや変化がないかを確認します。猫のゆるいうんちの場合は、食欲や動作に変化がないか、フードをかえた、環境にストレスがあるなどの原因がないか確認してください。今回はこうした、「猫のうんちがゆるくなるはなぜなのか?」をご紹介したいと思います。
猫のうんちがゆるい場合の原因や対処方法
猫が一回ゆるいウンチをした場合、見た目の変化やいつもとの違いを確認してください。もし健康状態に大きな変化がない場合、しばらく様子を見てください。しかし、体調が悪そうであったり、下痢が続くようであれば、動物病院に行き、かかりつけの獣医師の先生に相談してみてください。
猫の下痢の原因は、小腸や大腸かの異常、寄生虫、過食など様々です。ただし、もし猫が水っぽいうんちを大量に出るときには小腸の異常、粘液性のあるうんちが少量のときは大腸に問題があると考えられます。一般に猫のうんちの状態の変化によってある程度の推測が可能です。
猫のうんちの対処方法
猫のうんちの回数やうんちの回数や状態を記録して、うんち持参で動物病院に行くと、病気の特定が容易になります。子猫の間は、まだ消化器官が発達しておらず、よく下痢をします。成長につれて改善されるものですが、伝染病などの可能性もあるので、気になるようならかかりつけの動物病院へ行ってください。
よくあるケースでわかる猫のうんちがゆるくなる理由や症状、原因
ケースでわかる猫のうんちがゆるくなる理由:①猫が異物を飲んだ形跡がある場合
猫が口の中に入るような小さなおもちゃや薬のビンなどを部屋の中に置いたままにしていなかったか確認をしてください。
ケースでわかる猫のうんちがゆるくなる理由:②猫の食事の種類を変えた場合
猫は食べ慣れないものを口にすると下痢をする猫がいます。また、牛乳が苦手な猫は少なくないので注意してください。
ケースでわかる猫のうんちがゆるくなる理由:③猫に一気に食べすぎた場合
愛猫がおなかがすいていて、出されたごはんを一気に急いで食べたりしませんでしたか。急いで食べるほど消化不良を起こすことがあります。
ケースでわかる猫のうんちがゆるくなる理由:④猫が吐き気を持っている場合
猫の下痢とともに吐き気が一緒にある場合、猫の胃が弱っていることが考えられます。猫の獣医師に相談してみた方がよいでしょう。
ケースでわかる猫のうんちがゆるくなる理由:⑤猫の環境を変えた場合
猫が新しい家や引越しや家族が増えるといった環境の変化がストレスとなります。猫が下痢を引き起こすことがあります。
猫のうんちが緩い場合とは?
猫がうんちが緩い場合の考えられる病気は、いくつかの病気の種類に分類できます。
猫のうんちが緩い場合の考えられる病気①:ネコの感染症
ネコ伝染性腸炎、ネコエイズ、トギソプラズマ症などが考えられます。
猫のうんちが緩い場合の考えられる病気②:ネコの泌尿器の病気
尿毒症が考えられます。
猫のうんちが緩い場合の考えられる病気③:ネコの消化器の病気
胃潰瘍、慢性胃腸炎、急性胃潰瘍炎、慢性胃腸、巨大結腸症などが考えられます。
猫のうんちが緩い場合の考えられる病気④:ネコの寄生虫の病気
回虫症、鉤虫症、条虫症などが考えられます。
猫のうんちが緩い場合の考えられる病気⑤:ネコの中毒
食中毒、薬物中毒などが考えられます。
ゆるい猫のうんちの種類
ゆるい猫のうんちの種類は三つに大きく分類できます。
猫のうんちがゆるい種類:①ネコのドス黒い柔らかいうんち
猫はウイルス性の感染症や突然の激しい下痢で腸の粘膜が傷ついている
猫のうんちがゆるい種類:②ネコの赤く柔らかいうんち
猫は赤い血が便に混じっている場合は、大腸に問題がある場合が多いです。
猫のうんちがゆるい種類:③ネコの白くて水っぽいうんち
猫が白っぽい水っぽいうんちをしている場合、匂いがしてたら小腸に問題があると考えられます。
猫のうんちがゆるい場合のチェックポイント
猫のうんちが緩い場合、下記のあるようなポイントをいくつかチェックして記録しておくと良いでしょう。動物病院に診断するときは、うんちを持って行きましょう。取ったうんちは、水分を奪われないようにアルミホイルに包みます。また、夏の暑い時期は病院に持って行くまでの間、細菌が新たに繁殖しないように冷やして保存しておくと良いでしょう。
- 猫のうんちが緩い場合のチェックポイント:①猫の下痢の回数は一日どれくらいしていますか。
- 猫のうんちが緩い場合のチェックポイント:②猫はどんな状態の下痢をしていますか。
- 猫のうんちが緩い場合のチェックポイント:③猫は下痢以外にどんな症状がありますか。
- 猫のうんちが緩い場合のチェックポイント:④猫の食欲はありますか。
終わりに
猫のうんちは猫の体調の良し悪しを測るバロメーターでもあります。猫は繊細な生き物なので、微妙な環境の変化や食事の変化などにも大きな影響を与えることがあります。そんなときには、必ず猫のうんちの状態をメモするなどして、獣医師の先生に相談してくださいね。