犬も人間と同様にストレスを抱える生き物なのはご存知でしょうか？どのような場面で犬がストレスを抱えているのか知っていますか？今回はなぜ犬はストレスを抱えてしまうのかを中心に紹介したいと思います。
犬のストレスランキング・ワースト５
皆さんは犬のストレスランキングは何が原因だと思いますか？回答を確認する前にまずは想像してみてください。
飼い主さんに愛犬がストレスを感じる原因を調査結果が下記の通りになります。
犬のストレスランキング：１位 留守番
犬のストレスランキング：２位 飼い主さんに相手にされない
犬のストレスランキング：３位 大きな音、雷、花火や爆竹など
犬のストレスランキング：４位 散歩不足
犬のストレスランキング：５位 食事不足
皆さんの想像とランキングの結果に齟齬はありませんでしたか？個人的には食事や散歩不足や睡眠などが上位にくるのかと私は考えていました。飼い主さんとのコミュニケーションが不足することがなによりも大きな悲しみなのです。ランキング の少数派の意見として、気温が上下することへのストレスや飛行機などの乗り物への恐怖からくるストレスなども挙げられていました。
犬が何をストレスに感じるかは犬個別の問題？
犬は生まれ持った性格や育った環境によってストレスの感じ方は違います。運動と栄養、睡眠は動物が生きていく上で欠かせないものですが、それぞれにたいする好みは、犬個別の問題なのです。人間でも睡眠が少なくても影響しない人などがいるのと同様のことだと言えます。
食いしん坊の犬と、食事より遊ぶことが大好きな犬では、ストレスの原因になりやすいものが異なります。また、しつけをきちんと受けた犬は、気にならないことが、自由に育ちすぎた犬の場合だとストレスと感じやすくなるケースも見受けられます。
散歩や食事の必要量は犬種によって異なる！？
犬種によって必要な運動量食事量は当然ながら変わっていきます。大型犬と小型犬では食事量が違うのと同じです。例えば、猟犬や牧羊犬の必要運動量は、注意が必要になります。
活発な犬種は、人間が歩いて散歩させる程度では、運動不足になってしまいます。ドッグランや海辺などで自由に走らせることや、自転車で弾きながら走らせたり、ボール拾いをさせるなど、いろいろな運動を織り交ぜて満足させ、ストレス解消をしてあげてください。
もし愛犬のストレスが溜まり過ぎてしまうとどうなるのか？
犬がストレスを抱えてしまうと食欲が失ってしまい、元気を失ってしまうことがあります。犬は人間のように言葉を発することができないことで、犬は様々な行動に制約をうけストレスを感じることがあります。
とはいえ、すべての動物もストレスを大なり小なり抱えて生きています。動物は一般に軽いストレスの場合は、ストレスを解消する方法を知っています。ところが、精神的肉体的なストレスの限界を超えてしまう場合、食欲がなくなりいつもとは違った異常行動をするようになると言われています。
犬がストレスを抱えすぎていると気づいた場合は？
犬のストレスによる行動の変化は、最初はわかりにくかったり気付きにくい場合があります。しかし、長い間放置されてしまうと改善するにも時間がかかるようになり、犬にとって深刻な問題になります。初期のサインを見逃さずに早く気付いてあげることが大切です。
犬のストレスを抱えたサインとは？
犬が元気をなくなっているだけに留まらず、不自然な行動を繰り返すときは、ストレスが溜まっています。散歩や運動をしたり、食事を与えても態度を変えなければ、獣医師さんに相談する方が望ましいでしょう。下記は、よくある犬のストレスのサインです。
- 自分の足を舐め続ける
- 同じ場所をぐるぐる回る
- 刺激を与えなくても吠える噛むなどの行動をする
犬のストレスを解消させる方法とは？
犬は飼い主にかまってもらい、体を動かすことが、一番のストレス解消法です。若い犬であれば、散歩の後にすぐに眠てしまうくらい十分走らせるとよいでしょう。犬は運動によって溜まったストレスを発散させるのがベストです。
おもちゃやボールを追いかけるなどといった帰巣本能を満たす遊びも効果的だと言えます。ポイントは、遊んだ後必ず声をかけてみてくださいね。
犬のストレス解消させる他のアプローチはあるのか？
犬に音楽を聞かせることもストレスを軽くする効果があるといわれています。例えば、音楽を聞くと、犬がほえるなど愉しそうにする犬がいるかと思います。ところが、この行動には実のところ狼が仲間を呼ぶときの遠吠えのなごりの一つなのか、それとも音楽を楽しんでいるのか、実のところか科学的な真相はわかっていません。
犬は飼い主の気持ちに敏感な動物です。飼い主が音楽を聞いてリラックスしたり、楽しく踊っていたりすると、犬は飼い主の表情や動きに癒されます。そうすると、飼い主がいない場合も、飼い主が好きな曲を流すと穏やかな気持ちとなりストレスを軽減させる効果がみられます。
犬の留守番の際にも適用可能で、飼い主の好きな曲で和ませるのも一つの有効な選択肢ではないでしょうか。ただし、音楽が馴染まない犬も中にはいるので、少しずつ馴染ませるよう訓練する必要が犬によってあります。
犬のストレスのまとめ
いかがでしたか。家庭の犬は寂しがりやで飼い主さんがいないとさびしくなりがちです。愛犬の様子にはいつも敏感にきづいてあげるようにしてくださいね。そして、愛犬とたくさん遊んであげてくださいね！
