古くからの言い伝えで、猫が顔を洗うと雨になるといわれているのをご存知でしょう?地域によっては、猫が顔を洗うと晴れるとも言われたりもしています。今回はなぜ猫が顔を洗うと雨になるのか?をご紹介します。
猫が顔を洗うと雨になるのは、湿度説と気圧説の2つある
日本の古い文献だけでとどまらず、イギリスなどの外国の文献にも「猫が顔を洗うと雨になる」とけいい伝えがあります。しかしながら、実際にはねこは天候に関係なく毎日グルーミングをする動物です。ですから、猫と天候との結びつきは実証されていません。ではなぜ猫が顔を洗うと雨になるといういい伝えが生まれたのかというと、湿度説と気圧説がよく知られています。
湿度説とは?
猫の触毛といわれる、ねこのひげや目の上にある眉のような長い毛は、ねこにとって大切な感覚器官のひとつです。湿度説では、雨が近づき、 湿度が上がると、触毛がべたついて感度が落ちるとされています。結果として、猫は触毛の手入れとして、顔を洗っているというのです。
気圧説とは?
気圧説では、顔を洗うのは不安を和らげるためのグルーミン グとされています。猫は雨が降りそうなときの微妙な気圧や湿度の変化にストレスを感じ、落ち着かなくなると言われています。ですから、猫は顔を洗って、気持ちを静めていると考えられます。
猫と天気に関連する言い伝えは多種多様にある!?
猫と天候にまつわるいい伝えに関しては、「ねこが顔を洗うと雨 になる」という以外にも、「走りまわると日和になる」「頭を隠して寝ると雨」など、世界中にさまざまないい伝えがあるようです。中には、「顔を洗うと天気になる」と、「ねこの顔洗い」から逆の天候を予測するものもあります。もちろん、科学的な根拠はなくても、これだけねこと天候にまつ わるいい伝えがあるということは、ねこには自然の変化を感じ取る神秘性からくるのではないかと言えます。
他にも有名な言い伝えがあります。脱線してしまいますが、有名な武士(井伊直孝)がねこに招かれ、寺で雨を逃れて和尚の説法を聞いたという逸話から、招きねこと関連づけて説明されることもあります。
猫の顔洗いのまとめ
科学的なアプローチによる検証はされていませんが、触毛の手入れのため、気持ちを落ち着かせるための2説が有力です。
猫の顔洗い①:湿度説
ジメジメしていると、湿度でヒゲの感度が鈍らないようにします。
猫の顔洗い②:気圧説
気圧が下がって落ち着かないからという説もあります。
猫の顔洗うと同様に猫と天候に関連する言い伝えのまとめ
猫と天候に関連する言い伝えは複数あります。昔の人は物事を感覚的・野生的に捉えている傾向があるので相関性はある可能性が高いのかもしれません。
猫の言い伝え①:走り回ると日和
走り回ると快晴になるという言い伝えのこと
猫の言い伝え②:頭を隠して寝ると雨
布団やこたつなどで頭を隠していると雨になったり、天候がわるくなるという言い伝え
猫が顔を洗う画像などのまとめ
猫が顔を洗う①:ご飯後の様子
猫が顔を洗う②:寝ぼけているご様子
猫が顔を洗う③:美しい白猫の場合
猫が顔を洗う④:ミラー越しのニャンコ
猫が顔を洗う⑤:マンチカンの場合
猫が顔を洗う・終わりに
いかがでしたか。猫の何気ない行動には天気との相関性があるのではないかという説が有力です。梅雨の時期、洗濯物を干そうか悩んでいる時、などなどニャンコの様子を観察してみるのも選択肢のひとつではないでしょうか?
猫のことわざ慣用句があるので是非チェックしてみては↓↓↓