シニア犬とお出かけポイント15選!老犬とのお出かけの注意点

by みると
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大型犬では8歳以降、小型犬では12歳以降くらいが一般的にシニア期だと言われています。シニア期に突入しても、適切な対策をすることで、一緒にお出かけや旅行を楽しむことができます。

シニア犬とお出かけするには、シニア犬ならではの気配りが必要です。シニア犬や老犬と旅行をしても大丈夫か、悩む飼い主さんもいることでしょう。でもシニア犬だから出かけるのが無理とは限りません。愛犬にとって無理のない範囲であれば、お出かけは心身の健康にもつながります。

若齢期の犬とは違うポイントに注意しなければなりません。シニア犬は体温の調節機能が低下しているので、暑さや寒さで体調を崩しやすくなってきます。若いうちは問題なかった気温でも、熱中症などになるリスクが高まるので要注意です。シニア犬の体に負担のないお出かけ先を選び、無理な旅程を組まないことが重要になります。老犬との旅行は、ゆったりと楽しめるように計画を立てましょう。

犬はシニア期になっても、ワクワクしたり楽しいことが大好きです。知らない土地のニオイや家族と新しい経験、非日常的な体験がシニア期になった愛犬の心を刺激してくれます。普段はあまり歩きたがらない子でも、知的好奇心が刺激されることで、歩きたいという気持ちが生まれるのでしょう。

なにより、愛犬の1日をより幸せに豊かに過ごして欲しいと願わずにはいられないものです。シニア期の愛犬と一緒にたくさん素敵な思い出をつくりましょう!!

今回は、シニア期の犬の散歩や旅行など、老犬との外出で気をつけたいポイントをまとめました。老犬だからこそ、ぜひ一緒に旅行へ行って欲しいと思います。

シニア犬とお出かけポイント15選!
1.「散歩」

老犬の散歩はこれまでより距離を短くします。足腰が弱い小型犬なら抱っこやカートで散歩に行ってもいいでしょう。愛犬のその日の体調に合わせて地面に降ろしては、歩かせる距離や時間を調整します。緩やかな坂や段差が低い階段であれば、ゆっくり上り下りすることで足腰の強化にもなります。あくまでも愛犬のペースに合わせるようにします。
ただし、すでに運動器疾患による症状が進んでいる場合には、獣医師とよく相談した上で運動量を調整してください。

散歩の途中で疲れが見られるようなら、少し休憩を入れ、愛犬の歩調に合わせてのんびりと進むことが大切です。
歩行に障害があったり寝たきりの犬であっても、外に出るだけで心身に刺激を与える事ができます。また認知症予防にもなります。

シニア犬とお出かけポイント15選!
2.「季節・天気」

犬はシニア期に入ると、だんだん体温調節がしづらくなり、暑さ寒さが苦手になります。特に熱中症になりやすいので、夏場の散歩は朝晩の気温が下がった時間帯を選びます。水を飲む意識が低下しがちなので、水分補給はしっかりとしましょう。
加齢とともに足裏のパッドはも弱くなります。地面を歩くことで傷めることもあるので、散歩後にはお手入れもお忘れなく。

車で出かける場合は、短時間でも愛犬だけを車内に残して車を離れるのは危険です。絶対にやめましょう。

冬場は逆に日中の温かい時間帯に散歩をしたり、防寒のために服を着せると良いでしょう。。
お出かけ前と後は、マッサージをすることもお勧めします。

シニア犬とお出かけポイント15選!
3.「ストレス」

もともと、犬は飼い主さんと一緒であることに喜びを感じます。特に愛犬が若い頃から旅行やお出かけが習慣になっている場合は、老犬になったからといってお留守をさせるとストレスを感じてしまうかもしれません。シニア期になっても出かけることが楽しいことは変わりありません。
ただし、加齢に伴う心身の変化や病気などによって、出かけることにストレスや苦痛を感じる場合もあるので、愛犬の体調や状況をよく把握した上でお出かけをしなければなりません。

シニア犬とお出かけポイント15選!
4.「持病(病気)」

シニア期に入ると人間同様、色々な病気を抱えるようになります。腎不全や肝不全など多飲多尿の症状が出る病気の場合は移動中の排泄に、より気配りが必要です。また、老犬によく見られる関節炎では冷えが症状を悪化させることがあるので、冬場、そして夏場のエアコン使用には注意しなければなりません。
薬を常用している場合は、その薬も持参して外出することを忘れてはなりません。

シニア犬とお出かけポイント15選!
5.「移動」

老犬はストレスを感じやすく、疲れやすくもあるので、移動には注意が必要です。
季節や気温、移動距離・乗車時間、時間帯、混雑などには配慮をしなければなりません。

路線バスや電車の場合は、多くの会社はキャリーに入るならばペット同伴は可能です。愛犬が人混みでストレスを受けないように視界を隠してあげたり、キャリーの中が熱くならないように、保冷剤や携帯用扇風機を付けたりなどの配慮が必須になります。これは老犬だけに限られたことではなく、キャリーの中にいる愛犬の体調には、どの年齢期であっても常に気にかけなければなりません。

シニア犬とお出かけポイント15選!
6.「日帰り旅行」

ドッグランや温泉付きなど犬連れで行ける日帰りスポットはたくさんあり、休日ともなると多くの犬連れが訪れます。
しかし、シニア犬は賑やかであったり、他の犬に匂いを嗅がれたりするのをストレスと感じることもあります。愛犬の様子をよく観察して、抱っこを交えながら、無理をさせないようにします。
他の飼い主さんに、「老犬なので」とやんわりと断ることも必要です。愛犬がもし体調を崩した時には、すぐ引き返すくらいのつもりでいるとよいでしょう。

シニア犬とお出かけポイント15選!
7.「中長期旅行」

老犬になってからの旅行デビューは、愛犬の心身への負担が大きくなるかもしれません。
なるべく高齢になる前に、自動車や電車移動、犬と泊まれる宿の滞在などに慣れさせておくと良いですね。

老犬はちょっとしたストレスでお腹が緩くなることもあります。お出かけする2週間くらい前からは、ご飯の種類を変えたりせず、お腹の調子が安定するよう気配りをします。旅先で出た犬用のご飯も食べ慣れていないことが原因でお腹が緩くなることがあるので、旅先でも普段のご飯だけを食べた方が無難です。念の為に、整腸剤を持参するといいと思います。

また、目的地までの間に愛犬を休憩させてあげられる場所をチェックしておきましょう。旅先では意外に迷子になるケースがあるので、迷子札も忘れずに。

シニア犬とお出かけポイント15選!
8.「宿泊」

シニア犬に優しい宿の条件には、次なようなものがあります。
・床が滑りにくい
・犬専用の出入り口がある
・部屋から外に出やすい
・一般の部屋とは離れている
・部屋で一緒に食事できる

このような老犬にも目配りができている宿であれば、犬にとっての負担もより少なく、快適に泊まることができるのはないでしょうか。

愛犬の性格で宿選びをする手もあります。
愛犬が社交的な性格なら、ドングラン付きのホテルを選べば、他の犬との触れ合いを楽しむ事ができます。内気で怖がりの子なら、独立型のコテージタイプなどを選ぶほうが、愛犬がストレスを受けることとなく泊まる事ができます。愛犬の精神面での負担を減らせるように、愛犬の性格に合った宿泊先を選ぶことはとても重要になります。

シニア犬とお出かけポイント15選!
9.「マイカー利用がベスト」

老犬になると、頻尿になったり、気温の変化などちょっとしたことで体調を崩したりしがちです。愛犬のペースで休憩がとれ、思わぬ粗相や体調変化にも臨機応変に対応できるのが、マイカーの最大メリット。可能な限り、老犬との旅行はマイカーを利用することをお勧めします。

足腰が弱りがちな老犬のこと、犬用のシートベルトや固定したドライブボックス、クレートなどで体を少しでも安定させてあげる必要があります。それによって、事故防止になったりや車酔い予防にもつながります。また、犬を後部座席に乗せる場合は、足元がフラットになるボードやクッションで埋めてあげると落下防止にもなり、安定性を高めることもできます。

シニア犬とお出かけポイント15選!
10.「旅先の動物病院を下調べ」

老犬との旅行では、若齢期よりも急な体調変化に要注意です。
緊急で動物病院を受診する可能性も頭に入れて、旅行地や宿泊先の近くの動物病院の、連絡先や診療時間などを事前に調べておきましょう。

シニア犬とお出かけポイント15選!
11.「水不要のシャンプー」

老犬になると、機敏に動けなくなって歩行時にうっかり水たまりに入ってしまったり、思わぬ粗相をしてしまったりと、旅行中に体が汚れるシーンに遭遇しがちです。そのような時に、ウェットシートだけでなく、すぐに被毛の汚れを落とせる、水で洗い流す必要のないシャンプーが役立ちます。

シニア犬とお出かけポイント15選!
12.「ゆったりスケジュール」

老犬との旅行は、無理せずゆったりが基本。移動中もこまめな休憩が必要です。若い時のようにアクティブに動き回るのではなく、きっちりスケジュールを決めずに、成り行き旅行くらいの気持ちでいることが大切です。
車の場合は1時間に1回くらいのペースで、休憩を入れるようにします。老犬との旅行は、休憩地点もすべて旅行地。サービスエリアで人気のグルメを食べたり、お土産を探すなどの休憩地点を含めた道中そのものが楽しい旅になります。

どんなに気をつけて過ごしても、帰宅したあと、愛犬が体調を崩してしまう可能性はゼロではありません。飼い主さんもできる範囲で、愛犬についていてあげられるように、スケジュールを調整しましょう。

シニア犬とお出かけポイント15選!
13.「トレッキング・キャンプ」

歩行が困難ではない老犬の場合、トレッキングがおすすめ。ハイキングや登山と違って足場のよい道を選んで進めるので、短い距離の自然の中を歩いてみましょう。土や草の上を歩くことでいつもは使わない筋力が鍛えられリハビリになります。
自然のニオイを感じるキャンプも老犬にもピッタリ。ゆっくりとテントのまわりを散歩したり、風を感じてまったりとお昼寝したり、老犬でも楽しめることがたくさんあります。

シニア犬とお出かけポイント15選!
14.「牧場・公園」

大きな公園は、自然がありながら道が整備されているので、老犬でも無理なく歩かせることがせきます。また牧場では、普段の散歩では見ることのない動物たちに会えたり、愛犬の好奇心を刺激、普段よりワクワクする姿がみられるかもしれません。

シニア犬とお出かけポイント15選!
15.「こまめな休憩タイム」

車でのドライブは、老犬にとっては退屈な移動としか捉えられない場合が多くあります。少しでもドライブを快適なものにするためには、こまめに休憩をとり、トイレを我慢することなく解消させたり、長時間窮屈な思いをさせたりしないよう、十分に気配りをしましょう。

これからの季節は晴れている日の陽ざしはとても強いです。車内にエアコンつけていても、直射日光が当たると体が熱くなります。直射日光が老犬にあたらないように配慮をしなければなりません。

まとめ
愛犬とのお出かけは楽しいものです。しかし、人間の意思に愛犬をつきあわせるのではなく、シニア期である愛犬の体調や気持ちを優先し、のんびり、まったりとした旅ができたらいいですね。過ごしやすい場所を選んで、愛犬のペースに合わせて行動できれば、いつもとは違う経験のできる旅行は老犬にとっても特別なイベントになります。

暑さや寒さに注意して過ごしやすい旅行地を選び、なるべくマイカーを利用して愛犬のペースに合わせるようにしてあげれば、老犬とも一緒に旅行を楽しむことができます。ゆったり過ごせる無理のないスケジュールを組んで、 旅行中は臨機応変にゆったりと過ごし、かけがえのない思い出を一緒に増やしてゆきましょう!

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