猫が逃げてしまったら、いなくなってしまったらどうすればいいと思いますか。あまり頻繁におこることではないと思いますが、万が一の時の対応を知っているのと知らないのとでは大きな違いがでます。今回は、万一のときのために、猫を捜す方法をご紹介したいと思います。
猫が逃げてしまった時の探す方法とは
万一逃げられてしまった場合は、慌てずアパートやマンションを中心に半径200 m以内を、猫の名前を呼びながら探しましょう。
完全室内飼いの猫の行動範囲はそれほど広くはありません。神経質な猫であれば近所の物陰に怯えて隠れている可能性もあります。また、猫は夕方から夜にかけて動き出す場合が多いので、この時間帯に捜索するのが有効です。また、猫は猫自身の排泄物の匂いに敏感です。ですから、使用済みのトイレの砂を道路わき、物陰などに少しだけ巻いておくのもいい方法です。なぜなら、隠れていた猫が「懐かしい匂い」と反応することがあるからです。すると、猫はその匂いに誘われて戻ってくることがあります。
猫を探す時注意したいのが、猫の砂をまきすぎて周囲の美観を損ねたり、人間にもわかるほど、臭気の強いものをまいたりしないようにしてください。猫が見つかった後の掃除も忘れないでください。また、猫の好きな食べ物を利用してキャリーバッグなどに誘い入れるのも有効な方法です。
マンションやアパートなどで猫が逃げた時は、下の階を疑う
猫の前足と後ろ足の間にはちょっとたるんだ皮があります。これは猫が高いところから飛び降りるとき、ムササビのように前足と後ろ足を広げ、衝撃を緩和するためのものです。猫がなぜ高いところから飛び降りられるのかというと、このたるんだ皮のおかげなのです。
例えば、猫がベランダの手すりから転落してしまった場合、下の階のベランダに落ちてしまっているケースが割合多いのです。とりわけ、アパートやマンションで猫を捜す際には、外を捜すのにとどまらず、下の階の人に協力を仰ぐのが良いでしょう。
下の階の戸数にもきれば全戸を直接訪ねて協力をお願いするのがベストです。それができない場合はポストに協力をお願いす
るチラシを入れておくのもいい方法です。管理人のいるマンションであれば管理人に事情を話して、何か情報があったら教えてもらうようにしましょう。もちろん、猫が見つかった後で情報提供してくれた人にはきちんと挨拶やお礼することを忘れないでください。
猫が逃げた時の迷子猫探しのコツとは
愛猫が逃げた時の迷子猫の探し方として以下を覚えておくと良いでしょう。
- 猫が逃げた時の迷子猫探しのコツ:①3日以内が勝負と心得る
- 猫が逃げた時の迷子猫探しのコツ:②猫の砂浜を少しだけまく
- 猫が逃げた時の迷子猫探しのコツ:③物陰や植え込みなど、狭く薄暗い場所を集中的に捜す
- 猫が逃げた時の迷子猫探しのコツ:④名前を呼びながら夕方から夜にかけて捜す
- 猫が逃げた時の迷子猫探しのコツ:⑤下の階へ協力をお願いする
- 猫が逃げた時の迷子猫探しのコツ:⑥キャリーバッグと好物を持参する
- 猫が逃げた時の迷子猫探しのコツ:⑦見つけたら大声を出さずにそっと近寄る
- 猫が逃げた時の迷子猫探しのコツ:⑧隣近所・管理人などに聞き込みをする
逃げた猫を見つけた時の必需品とは?
猫を捜すときは必ずキャリーバッグを持参しましょう。神経質になった猫を抱いたままで帰るのは大変です。最悪の場合、また逃げられてしまいます。逃げた猫を捕まえたらすぐキャリーバッグに入れるのがベストなのです。また、迷子になった猫を見つけた時、大声で呼びかけたり、突然駆け寄ったりしてはいけません。なぜなら、猫は外の世界にいる見慣れた飼い主でさえも、たくさんいる人間の一人としか認識しないことがあるからです。また、猫は興奮や警戒のため、とても神経質になっている時があるからです。
こんなときに突然、大声を出して駆け寄る人間にであったら、たとえそれが飼い主であっても逃げてしまう可能性が大きいのです。逃げた猫を見つけるには、行方不明になってから3日以内がポイントといわれています。この期間を過ぎると見つかる可能性はかなり低くなってしまいます。
迅速に猫を探したいと考えている場合、ペット探偵に頼むのも有効な方法です。その際に、何でも屋さんに頼むではなく、必ず猫の探偵さんをインターネットで検索して調べてお願いすることをオススメします。なぜなら、猫の探偵さんならば、ノウハウを持っているからです。
逃げた猫を見つけたときの対処方法
逃げた猫を見つけたときの対処方法:①猫をすぐキャリーバッグに
猫を見つけたときの対処方法は、外にいる猫は飼い主に対しても警戒心を持ってしまうことがあります。猫を抱き上げようとすると暴れてしまうこともあるので、見つけたらすぐにキャリーバッグに入れましょう。猫のキャリーバッグの中に好物を入れておくのもおすすめ。暴れたときのために軍手をしていると有効です。
逃げた猫を見つけたときの対処方法:②猫に急に大声を出さない
逃げた猫は声にびっくりしてまた逃げてしまうこともあります。
逃げた猫を見つけたときの対処方法:③猫にそっと近よる
猫の名前を呼びながらそっと近づきまょう。猫を高い位置から見下ろさないように、前かがみの姿勢で近よるのも有効です。
猫が逃げた時に、チラシの作り方
猫を捜すといっても家族だけで捜すのは限界があります。猫が行方不明になったと判明したら、すぐにチラシを作ってアパートやマンションあるいは町内の掲示板に貼り出してもらいましょう。そうすればチラシを見かけた人からの情報が期待できます。単純なことですが、チラシを作る際は「見やすい」、「わかりやすい」、「具体的に」を心がけてください。
また、読みにくい漢字や、猫好きな人にしかわからない言葉は避けましよう。お年寄りなどにもわかるよう、大きい文字で太い文字で書くようにすることをオススメします。
猫の毛色、しっぽの長短、雌雄の別、首輪の有無の他、傷や目の色などの目立った特徴があるようなら必ず書くようにしましょう。猫の性格(人なつこい、わんぱく、など)について書く人も多いようですが、猫は慣れない環境の中ではいつもと違った心理状態になっていますので、猫の性格について書いてもあまり有効性はない、という経験を語る飼い主が多い傾向があります。
もちろん猫の写真も大切です。文字だけのチラシよりはカラーの写真の入ったチラシのほうが当然、目をひきますし、わかりやすさもより一層理解度が上がるでしょう。
気をつけたいのは、チラシを作るときは「かわいく撮れた写真」ではなく「特徴のわかりやすい写真」を選ぶことが大切です。もちろん、チラシを見る人のほとんどは迷子になった猫に会ったことがありません。初めてその猫を見た人にもはっきりわかるような、特徴の表れた写真を選ぶようにしてください。
また、チラシに「見つけてくださった方には少しですがお礼をいたします」と書き添えるとぐっと情報量が増えます。「お礼」の額は保護期間などによっ のて左右されますので具体的な金額は書かかないほうが無難です。地方や猫の種類などによっても違いはありますが、通常の雑種猫を1週間未満保護してもらった場合は3000円〜5000円ぐらいが一般的な相場だと言われています。最近では、SNSを利用した拡散するアプローチもありますので、猫好きの方にシェアを依頼するのも対処方法の一つかと言えます。
猫が逃げた時のまとめ
いかがでしたか。猫はめったに逃げることはないかと思いますが、猫が万一の時にパニックにならないよう捜す方法を今回はまとめてみました。飼い主さんはどんな場面でもパニックにならないよう、愛猫が万が一逃げた時に関しても全体の流れを把握しておくと良いでしょう。