ジャーマンシェパードはドイツ原産の中型から大型サイズの犬種です。ジャーマンシェパードは大変頭のいい犬種として、警察犬、介助犬や補助犬としても認知されています。一般にシェパードとも呼ばれてるケースも多いかと思います。ジャーマンシェパードの性格は従順、勇敢、聡明なことから多くの人に信頼を集め大変人気のある犬種です。
今回は、ジャーマンシェパードの特徴や性格や飼育の難しさなどをまとめてご紹介したいと思います。
ジャーマンシェパードの犬種情報
ジャーマンシェパードの原産:ドイツ
ジャーマンシェパードのサイズ:大型犬
ジャーマンシェパードの体高:61~66㎝(オス) 56~61㎝(メス)
ジャーマンシェパードの体重:34~43㎏(オス) 34~43㎏(メス)
ジャーマンシェパードの性格:利発 聡明 忠実
ジャーマンシェパードの毛色:ブラック、グレー ブラックの地にブラウン系やグレー系、黄色などのタンマーキングがはいっているものがあります。
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ジャーマンシェパードの歴史
ジャーマンシェパードは、かつてイギリスとアイルランドで特に知られていた犬種です。ジャーマンシェパードの起源は1899年に遡ります。ファンステファニッツによってドイツ語のシェパード( DeutscherSchäferhund)と名付けられました。ファンステファニッツは、ジャーマンシェパードを他の犬種との交配を徹底的に行い改良が進みました。
その後、牧羊犬のグループの一員として、ジャーマンシェパードは羊の飼育のために活躍してきました。ジャーマンシェパードは群れを外敵から守ったりすることが出来、かつ羊の群れを集め移動することで大変活躍してきました。ジャーマンシェパードは元来牧羊犬として誕生し活躍した歴史を持ちます。 その時から、ジャーマンシェパードは強さを持ち、知性、訓練性、服従する能力が長けていたことで、警察犬、介助犬や補助犬としての役割など、多くの分野で活躍するまでに至りました。
ジャーマンシェパードは、アメリカやヨーロッパではコンパニオンドッグとしての人気も高く多くの支持を受けています。
ジャーマンシェパードの性格
ジャーマンシェパードの性格は従順、勇敢、聡明です。また育った環境でジャーマンシェパードの性格などが大きく変わってきます。小さいころ、きちんと正しくしつけられたジャーマンシェパードは従順でおとなしいです。また知らない人への警戒心を常日頃から持っているため、ジャーマンシェパードは飼い主家族を守っていてくれる番犬です。
一方で、ジャーマンシェパードの小さいころ、しつけがなされなかった場合、周囲を支配したがり、とても攻撃的な犬種に育ってしまいます。
成長をしたジャーマンシェパードを再度教育をすることはとても難しいので、家にシェパードを迎える時には、小さいころのきちんとしたしつけがとても必要です。
ジャーマンシェパードの特徴
ジャーマンシェパードには、従順さや訓練のしやすさ、冷静さの3つを兼ね備える魅力的な特徴を持ちます。
ジャーマンシェパードは自分のリーダーだと認めた人の指示を忠実に守る従順さを持ち、頭がいいので物覚えも早く訓練がしやすく、ストレスを感じる環境においても、他の犬と違って取り乱さずに冷静に対処していろいろなことを判断でき、行動することができます。
ジャーマンシェパードの被毛は、なめらかな上毛と密生した柔らかい下毛のダブルコートになります。ジャーマンシェパードの被毛については、週に1回くらいのブラッシングで構いませんが、春秋の換毛期には丁寧に何回もブラッシングをしてあげてください。
現在では、短い毛のジャーマンシェパードが主流ですが、長毛のシェパードも存在しています。
ジャーマンシェパードは警察犬、軍用犬などとして活躍をしていますので、きちんとしたしつけをすれば、とてもよいパートナーになれると思われます。ジャーマンシェパードは忠誠心を持つ反面、甘えん坊なので、環境が変わったり飼い主が変わったりすると神経質になったりもします。
ジャーマンシェパードのしつけの方法
ジャーマンシェパードは素人ではとてもではないですがしつけが難しい犬種です。ですから、一般にドッグトレーナーなどの専門家にしつけを依頼するほうがよいでしょう。もし自分でしつけをしようとするならば、子犬の頃からしっかりと服従訓練を繰り返すとで飼い主との主従関係を教える必要があります。
ジャーマンシェパードはとても頭がいい犬なので、飼い主が自分よりも下だと判断した場合には、全くと言っていいほど指示を聞かなくなり、わがままし放題になります。ジャーマンシェパードは自分の強さを示すために飼い主やその家族に、あるいは他人までもに危害を加えることがあるので、とても注意が必要となります。
飼い主さんでジャーマンシェパードをしつけられないと判断をしたら、訓練士などにご相談ください。
ジャーマンシェパードの飼育はなぜ難しいのか
ジャーマンシェパードの飼育の難しい理由:①身体が大きい
ジャーマンシェパードの体重30キロ~50キロ。大型犬のジャーマンシェパードは運動能力がすばらしく、筋肉質で体格もしっかりしています。ジャーマンシェパードは成犬になると成人男性でも制御が大変難しくなってしまいます。
ジャーマンシェパードの飼育の難しい理由:②運動量の確保
ジャーマンシェパードは毎日の散歩の時間を確保することが大事です。もしジャーマンシェパードに運動する時間を取らなかった場合には、体力を持て余して、ストレスが原因で凶暴になる傾向にあります。
ジャーマンシェパードは最低でも2回、それぞれ1時間程度の散歩、それもジョギングなどをしながら頭も体も使って能力を満たしていく必要があります。それにドッグランにも連れていって思いっきり走って遊ばせるといいと思います。問題行動につながるストレスをためないよう、運動はしっかりとしましょう
ジャーマンシェパードとの信頼関係をどうやって築くのか
ジャーマンシェパードはどんなに厳しい訓練にも耐える性質を持っていますが、それは愛情を持って信頼関係を築いた上で接することが大前提です。ジャーマンシェパードを家庭犬として飼育する場合、屋内で人間のそばに置かれることでシェパードは自分に与えられた役割を考えようとして信頼できる家族となるでしょう。
反対にジャーマンシェパードを外で飼うならば、防衛能力や警戒心を全面に出すようになり、番犬としては優秀にはなります。
ただし、ジャーマンシェパードのしつけは一般に素人には難しいので、訓練士に任せるほうがよいでしょう。
ジャーマンシェパードのしつけは幼いころの教育や訓練が大切
成長したジャーマンシェパードを再び教育することはとても難しいことなので、幼いころからの一貫した訓練が必要です。
ジャーマンシェパードは賢く優秀な犬種だからこそ、飼い主を自分より下だと認識したら、コントロールができなくなります。必ずジャーマンシェパードとアイコンタクトをしながら訓練をおこない、飼い主に従うということを習慣づけ覚えさせる訓練をしましょう。
ジャーマンシェパードは子犬の頃から徹底的に服従訓練を繰り返し行うことにより主従関係を知り、飼い主の望み通りに動きます。ジャーマンシェパードのしつけに自信がない場合は訓練されたシェパードを選ぶか、ドッグトレーナーに訓練してもらうのがよいでしょう。
ジャーマンシェパードの気をつけたい病気
ジャーマンシェパードの気をつけたい病気:①糖尿病
インスリン不足で発症することがあります。
ジャーマンシェパードの気をつけたい病気:②てんかん
特発性てんかんと症侯性てんかんに分けられ全身もしくは体の一部に痙攣をおこしてしまうことがあります。脳腫瘍などが引き金になるが原因は不明の場合も多いです。てんかんの原因を見極めて治療をする。予防な困難であり、定期健診などで早期発見が重要。
ジャーマンシェパードの気をつけたい病気:③膿皮症
ブドウ球菌の最近が感染することによって生じる化膿性の皮膚炎の総称。
ジャーマンシェパードの気をつけたい病気:④骨肉腫
骨にできるがんで老齢の大型犬に多く見られます。
ジャーマンシェパードの気をつけたい病気:⑤股関節形成不全
股関節が正常に形成されていない事や変形することにより、歩き方などに異変を起こす病気です。
ジャーマンシェパードの気をつけたい病気:胃拡張 胃捻転
胃が食べ物で膨れ上がったところにねじれてさらに胃拡張がひどくなって全身に愛影響が出てくる病気。発症するとおなかが膨れる。吐こうとしても吐けない。などの症状がでます。治療がおそくなると、ショック状態となり、命にかかわります。
ジャーマンシェパードの価格
ジャーマンシェパードの価格帯は、おおよそ10万から30万ほどで、親がチャンピオン犬だったりするとより高いです。
ジャーマンシェパードの寿命
ジャーマンシェパードの寿命は、平均して大体10年から12年です。ジャーマンシェパードの飼育環境の違いやストレスなどによる影響によって変わってくるでしょう。
ジャーマンシェパードのまとめ
ジャーマンシェパードはとても利口で飼い主に従順で、リーダーシップを発揮して初めてシェパードとしての能力を発揮できるようですね。ジャーマンシェパードを飼うためには、飼い主としての自覚が一番必要な犬種の一つかもしれません。