猫も人間のようにストレスを抱えていることがあります。猫にとっても体の健康とともに心の健康は大切です。猫のストレスのサインはいくつかのパターンがあります。今回は、猫のメンタルケアをしていますか?ネコのストレスのもととなる原因と症状を中心にご紹介したいと思います。
猫のストレスの原因とは?
猫のストレスの原因はほとんどの場合が環境の変化です。模様替えや引っ越しのとき、新しい猫や赤ちゃんなど家族が増えたとき、飼い主の外出時間が極端に増えたときなど、猫は人間が予想する以上にストレスを感じているのです。猫はストレスが高じると猫はさまざまな問題行動を起こします。猫の行動に極端な変化が見られ、健康診断でも異常がなければストレスを疑ってみるべきでしょう。
多くの場合、猫の環境変化が起こる以前の状態に戻すと猫の問題行動も治まっていきます。猫のメンタルケアで大切なのは、ストレスのサインを見逃さないよう、普段から猫の行動をしっかり観察することです。
猫はストレスを感じている時に喉が”ごろごろ”する
猫がリラックスしてるときは、のどを鳴らします。ところが猫の具合が悪いときも、のどを鳴らすことがあります。猫の部屋のすみや暗がりでうずくまってのどをゴロゴロ鳴らしていたら、食欲やトイレの状態、歩き方などに異常がないか、よく観察し、異常があったら、すぐに動物病院に連れていくようにしてください。
猫のストレスを感じた時の代表的な症状
猫のストレスを感じた時の症状①:猫の過剰なグルーミング
猫のストレスを感じた時の症状②:猫の粗相
猫のストレスを感じた時の症状③:猫が鳴き続ける
以前鳴かない猫が、むやみに大声で鳴くようなら、やたらと叱るのではなくどんなときに鳴くのか観察し、原因を突き止めましょう。これも猫のストレスが原因のケースが多いです。
猫のストレスを感じた時の症状④:猫の環境が変わる
猫は、模様替えしただけで落ち着かなくなるネコもいます。
猫はストレスを感じると舐め続けることもある
猫が体の同じ部分をなめ続ける行為の場合、やめないときは、ケガや炎症をおこしているケースなど様々な要因が考えられます。猫は精神的なストレス問題を抱えているケースの両方が考えられます。まずは、なめている部分を観察してみることが重要です。外見上、とくに異常が見られない場合は、心因性の病気が想定されます。
猫は同じ行為を病的にくりかえすことを常同行動といいます。ストレスや欲求不満が高まっていたり、中枢神経に異常がある場合に、常同行動をおこすことがあります。この場合、飼い主さんがメンタルケアしても手には負えませんので、動物病院につれていくことが必要です。脳内物質の生産をコントロールする薬を投与すると、症状が改善されることがあります。
猫のメンタルケア・終わりに
いかがでしたか。猫は意外にストレスを感じやすい一面があります。よく観察し、異常があったら、かかりつけの動物病院に連れていくようにしてください。