トイプードルのアプリコット(杏色)カラーがあることを知っていますか?トイプードルは、ブラウンやホワイトなど多種多様な色が存在します。しかも、トイプードルは毛色によって少なからず性格が違うと言われています。今回は、「トイプードルのアプリコットの毛色の特徴や性格」など中心に詳しくご紹介したいと思います。
トイプードルの特徴とは
まずはトイプードルの特徴を紹介します。トイプードルの特徴として、一般的に賢いということが言えます。プードル種は犬種の中でボーダーコリーに次いで2位の知能を持っているとまで言われています。トイプードルは、遊び好きで活発な性格をしています。トイプードルは小さいですが、アクティブで運動神経が良いため、トレーニングすれば障害物協議なども得意で、サーカスなどでも活躍しているのです。
トイプードルの特徴のまとめ
・代表的なテディベアカットの風貌から人気の犬種。
・個体が小さいので、一緒に暮らすためのスペースを、それほど必要としない。
・シングルコートのため、抜け毛が少なくにおいも少ない。
・抜け毛が少ないためアレルギーを持った人でも反応の出ないケースが多い。
・それほど運動量を必要としない個体が多い。
・全犬種中ボーダーコリーに次いで2番目に頭が良く、しつけをしやすい。
トイプードルの歴史
紀元前30年ごろのローマ皇帝の記念碑に、プードルの彫刻が残されています。トイプードルのプードルの語源はドイツ語のプーデル(水を跳ねる)からきていると言われていますプードルは、水鳥猟で獲物を回収する、水猟犬として活躍していました。プードルは独特の毛の刈り方は、水猟犬だった頃に始まったと言われており、心臓など、保護すべき部分の毛を残して刈り込んだ理由は、水中で活動しやすくするための、実用性に富んだ刈り込みだったためです。
プードルは、16世紀フランスの貴婦人たちの間で、その気品のある姿が大流行し、それにとともない愛玩性が追及されたことから、小型化の改良が進められ始め、その結果ミニチュアプードルが誕生、18世紀にはさらに小型化が進み、トイプードルの誕生へと繋がって行きました。
なぜトイプードルはアプリコットのような豊かなカラーバリエーションがあるのか?
トイプードルのコートカラー(毛色)は10種類以上と豊富です。トイプードルのルーツを辿れば、最初はホワイトとブラック、その後ブラウンが登場しました。ブリーティングを重ねながら濃淡のバリエーションが生まれていきました。
現在、日本で圧倒的な人気を誇るのはトイプードルのレッドです。最初に人気のトイプードルレッドを飼い、トイプードルの魅力に開眼するパターンが多いです。次に、ブラックやホワイトやアプリコットなど、原色や原色に近いカラーを求める傾向が増えています。トイプードルのホワイトとブラック以外のカラーは、成長途中で色が薄くなります。その変化が飼い主さんにとってはたまらない愉しみの一つとも言えます。
トイプードルはアプリコット以外にもカラーバリエーションが豊富!?
トイプードルはカラーバリエーションが豊富なので全体的な色を簡単にご紹介したいと思います。
- トイプードルのホワイト
トイプードルホワイトは、気品が感じられるプードルの基本カラーです。
- トイプードルのレッド
トイプードルのレッドは、赤みのある明るいブラウン系。
人気のテディベアカットにぴったりのカラーで、一番人気のカラーです。
- トイプードルのブラウン
褐色または茶褐色の落ち着いたカラーで、鼻が茶色いのが特徴です。
- トイプードルのカフェ・オレ
トイプードルのカフェオレは、ブラウンの一種です。
- トイプードルのシルバー
トイプードルのシルバーは子犬のときは黒に近く(口周りの根元の色で判断可能)、成長とともに淡いシルバーになっていきます。
- トイプードルの黒
トイプードルの黒は、基本カラーで、目・鼻・爪など全身が黒です。トイプードルの黒は、皮膚はわずかに青みがかっています。
トイプードルは上記が主な毛色として知られていますが、他にも、グレー、ベージュ、ブルー、シャンパン、シルバー・ベージュの、単色だけでも13種類、パーティーカラー(2色以上の毛色が混じった色)も含めると、その種類は数え切れません。
トイプードルは一般に警戒心が強い
トイプードルは、一般に警戒心が強いです。トイプードルは、とてもフレンドリーで人懐っこい犬種が多いですが、とても警戒心が強い一面を持っています。トイプードルはとりわけしつけが良くされていないうちは、見知らぬ人に対して臆病となり吠えることがあります。では、トイプードルはペットとして飼うハードルが高いのかというとそうでもありません。
なぜなら、トイプードルは頭のいい犬種なのでしつけを覚えるのが早く、飼い主さんが初心者でも比較的簡単に飼うことができるからです。
では、多種多様な色を持つトイプードルの中で、トイプードルアプリコットはどんな特徴があるのか次章からご紹介したい思います!
トイプードルアプリコットの特徴や性格
トイプードルのアプリコットは、人気急上昇のカラーで、さらに薄くなるとクリームと呼ばれます。トイプードルのアプリコットは遊びを好み、いろいろな場所に連れて行くと大変喜ぶ傾向があります。ブラウンと同色系ですが、色の濃さが違います。淡い色合いは、異なる魅力を持っています。
トイプードルアプリコットの性格は、気が強く、服従心や協調性にかけると言われています。したがって、トイプードルアプリコットの多頭飼いはあまり向いていない傾向があります。
トイプードルアプリコットは家庭犬ですので、子供たちと熱心に遊ぶこともできます。 トイプードルアプリコットは優れたウォッチドッグを行い、警戒心が強く、人や動物が近づいていることを警告することもできます。トイプードルのアプリコットは、初めて犬を飼うのに最適な犬だと言えます。
トイプードルアプリコットの魅力とは
トイプードルアプリコットの魅力は、ブラウンに近いアプリコットカラーの美しい被毛です。トイプードルアプリコットの柔らかい巻き毛はいつまでも抱きしめていたくなるものです。また、他のカラーにはない優しい魅力を持っています。古くは貴族たちを魅了した優美さもトイプードル特有の美しさを持っています。トイプードルアプリコットは、スタイリッシュなボディーまで兼ね備えています。トイプードルアプリコットの優しく知的で魅力的な顔に多くの愛好家が魅了されてきました。
トイプードルアプリコットの身体能力とは?
トイプードルアプリコットは身軽で軽快な動きができます。トイプードルアプリコットはバネのような跳ねたり、時には二足方向ですっと立ったりするので、身体能力が高いです。トイプードルアプリコットは運動能力が高く活動的な結果、ゲージを飛び出して脱出し大慌てなんてケースもよく耳にします。
身体能力が高く活動的な性格のトイプードルアプリコットですが、小型犬ということもあり、必要運動量がとりわけ高いというわけではありません。とはいえ、トイプードルアプリコットは散歩や体を動かすことが好きなのでしっかりと遊んであげてくださいね。
ペットショップなどでトイプードルアプリコットの買う時の選び方
幸せな愛犬との生活ですが、大切なことは理想のトイプードルアプリコットを見つけることがスタートラインです。そこで覚えておきたいトイプードルアプリコットの選び方や注意点をまとめておきます。
- トイプードルアプリコットの耳:耳をめくって綺麗な耳か確認してください。左右のバランスが良いこと。中が汚れていたり、臭かったりよくかいているトイプードルアプリコットはやめたほうが良いでしょう。
- トイプードルアプリコットの目:目は心の状態を理解するのに最適です。イキイキと輝いているのかどうか確認してください。白目を向くような目は避けると良いでしょう。
- トイプードルアプリコットの尻尾:元気いっぱいふりふり動く尻尾のトイプードルアプリコットを探してください。尻尾を後ろ足の前に下げたり、ピンと立てたまま動かないトイプードルアプリコットは避けたほうがい良いでしょう
- トイプードルアプリコットのお尻:うんちやおしっこがついておらず、きれいかどうか確認してください。肛門周りが便べとべとしていたら、感染症などにかかって下痢をしているリスクが考えられます。
- トイプードルアプリコットの足:バネのように脚力がしっかりしているか確認してください。トイプードルアプリコットらしく跳ねたりすると良いでしょう。バランスの良い歩き方をしているかも確認してくださいね。
- トイプードルアプリコットの口:歯茎や舌がキレイかどうか確認をしてください。口の中を開けてみて、歯茎も舌もピンクがベストです。赤みや口臭のあるケースもあるので注意が必要です。
- トイプードルアプリコットの鼻:鼻が程よく湿っているのか確認をしてください。起きている時は、適度に湿ってツヤツヤしていることが大切です。乾いてカサカサしているのは注意が必要です。
- トイプードルアプリコットの毛:毛ざわりがよく、光沢があるかどうかで選ぶと良いでしょう。フケや汚れがなく、毛艶があることが大切です。
トイプードルアプリコットの飼育方法とは
トイプードルアプリコットに限らず、トイプードルは頭が良く比較的飼育しやすい犬種です。トイプードルの被毛見ても換毛気が無いため、お手入れがそんなにいらないと思われますが、本当はトリミングを月1回、シャンプーは20日に1回行ってあげるのが理想的でしょう。
トイプードルアプリコットの被毛の手入れも毛玉防止のために毎日欠かさず行ってあげましょう。飼い主さんが被毛の手入れを怠ってしまうと、トイプードルアプリコットが体を舐めた際に毛を飲み込んでしまい、後に嘔吐をしてしまう可能性も出てきてしまいます。
トイプードルアプリコットは骨が弱いため、フローリングがある家の場合、滑り止めなどでケガをさせないようにしてあげて下さい。トイプードルアプリコットへの対策をしなかった場合、骨折してしまって治療費がかかってしまいますし、その骨折が複雑だった時には治癒出来ない事もあり得ます。その為、トイプードルアプリコットを室内で運動させる際は十分注意してあげて下さい。
気をつけたいトイプードルアプリコットの病気
トイプードルアプリコットが病気になっても、早期発見すれば治りやすいです。代表的なものを紹介します。ペットは家族の一員ですので、気になる症状が出たらかかりつけの獣医師の先生に必ず相談してください。
トイプードルアプリコットの目の病気:角膜炎と白内障
- 角膜炎の症状①:強い痛みで目が開けることができず、半開きとなります。目やにや涙が大量に出ます。
- 角膜炎の予防・治療法①:外傷、アレルギー性のもの原因は様々ですが、処置が早ければ完治できます。
- 白内障の症状②:瞳孔内が白くなり、視力が低下します。症状が進むと失明に近い状態になることもあります。
- 白内障の予防・治療法②:工水晶体を移植する手術があります。犬は鼻がよいため、目が悪くてもあまり影響が出にくいといわれています。
トイプードルアプリコットの耳の病気:外耳炎と皮膚病
- 外耳炎の症状①:耳の外耳炎に炎症を起こします。痒がる、耳だれが出るなどの症状がみられます。耳をかく、頭を振るなどの動作がみられます。
- 外耳炎の予防や治療法②:垂れ耳のトイプードルは、耳の中がむれやすいです。湿らせたコットンなどで耳を湿らせるのが有効です。注意したいのが耳のケアで耳道を傷つけると外耳炎の原因となります。触らず病院へ行くのがベストです。処置が早ければ完治できます。
- 皮膚病の症状①:湿疹、フケ、かゆみ、腫れ、毛が抜けるなどの症状が挙げられます。
- 皮膚病の予防や治療法②:アレルギー性の原因を突き止め除去します。食べ物やハウスダストがなどが原因となるケースが多いです。
トイプードルアプリコットの皮膚の病気:皮膚病と指膚炎
- 皮膚病の症状①:皮膚のかゆみ、発疹、フケ脱毛が組み合わさって見られます。
- 皮膚病の予防や治療法②:長毛犬なので普段から被毛をかきわけて皮膚状態を見ます。アレルギー、寄生虫、カビ、ホルモン異常など原因によって治療法はさまざまですが、いずれも慢性化する前の早期治療で結果が変わります。
- 指膚炎の症状②:指の間に炎症がおこることです。
- 指膚炎の予防や治療法②:雨の日やシャンプーのあとは、足の先までキレイに乾かしてください。ストレスで指のあいだ
リ、指を噛むことが原因の場合も遊んであげるなどことでストレス解消を図ることが有効です。。
トイプードルアプリコットの口や歯の病気:歯周病と口腔
- 歯周病の症状①:口が臭うようになり、歯茎のはれやただれが出て、重症になると歯がぐらぐらします。
- 歯周病の予防や治療法①:毎日の歯磨きで予防できます。歯石がすでにたまっていたら、病院できれいにしてもらいましょう。
- 口腔の症状②:口の中の腫瘍ができます。時には顎の骨まで広がります。口臭よだれ、口から出血などします。
- 口腔の予防や治療法②:悪性の腫瘍でなくても食事の邪魔になるので、手術で除去するのが一般的です。
トイプードルアプリコットのしつけ
トイプードルアプリコットは初心者向けの犬種と言われています。また、大変頭のいい犬種ですからと油断して育ててしまう飼い主さんも多いことでしょう、とはいえ、甘やかしすぎるということをいかなくなってしまいわがまま犬になってしまったなんて話も多いのです。
頭がいいと言われているトイプードルアプリコットですが、教えてもらわねければ人間界の善悪がわかりません。ですので、飼い主さんは必ず親として指導するよにしてあげてください。やり方はとても簡単です。トイプードルアプリコットにいいことをしたらほめ、悪いことをしたら叱るのです。とりわけ大切なのが、折に触れ体を触り、体のどこを触っても嫌がらない愛犬に育てることです。もし飼い主さんの前では体を簡単にさらけ出すようでなければ、信頼関係は不十分です。今後の信頼関係を深めることが困難になるので、早い段階でしっかりとしつけましょう。
トイプードルアプリコットの価格とは?
トイプードルアプリコットの価格帯は、最安で約14万~30万円前後での販売価格でした。
トイプードルアプリコットをショップで買うという選択支の他に保護団体からの譲渡(里親制度)という手段もあります。これはワクチン代や去勢、避妊代等は実費で、譲渡までかかった医療費は一部負担ということが多いようです。こちらも検討してみてくださいね。
トイプードルアプリコットのまとめ
トイプードルアプリコットの毛色による特徴はあくまでも傾向なので、個体やしつけによって大きく変わってくるようです。トイプードルを何匹か実際に飼っている飼い主さんに聞いてみると、カラーごとの性格は気にならないという方も多いようです。トイプードルアプリコットは大変利口な犬種なので、しつけをしっかりすれば、素直で賢く、家族の一員として多くの癒しを与えてくれることでしょう。トイプードルのアプリコットを飼うのはいかがでしょうか。