富士山の麓に広がる美しい湖や、雄大な自然を残す渓谷、そして四季折々の花畑や果樹園。山梨県は、国内屈指の絶景ポイントを数多く擁するエリアとして知られています。そんな場所で、大切な家族である愛犬との思い出を写真に収めたいと思う方も多いのではないでしょうか。
本記事では、「山梨県で愛犬との素敵な写真を撮りたい!」という方に向けて、おすすめの撮影スポットを中心にご紹介します。四季ごとの楽しみ方や撮影マナー、ちょっとしたコツなどを盛り込みながら、読み手のわかりやすさを最優先に解説していきますので、ぜひ次のお出かけプランの参考にしてみてください。愛犬との特別な一瞬を記録に残して、かけがえのない思い出を作りましょう。
1.山梨県の魅力:豊かな自然と個性豊かな観光資源
1-1.富士山と湖の圧倒的な景観
言わずと知れた日本の象徴・富士山。その雄大な姿を間近に眺められる山梨県は、四季折々に違った表情を見せる富士山と湖のコンビネーションが魅力的です。特に河口湖や山中湖などの「富士五湖」は、湖面に映る逆さ富士が人気のフォトスポット。愛犬と一緒に湖畔を散策すれば、壮大な自然を背景にドラマチックな写真が期待できます。
1-2.フルーツ王国としての楽しみ方
山梨県は「フルーツ王国」としても有名で、桃やぶどう、さくらんぼなどの果実が豊富に収穫されています。犬同伴OKの観光農園や果物狩りスポットも増えており、果物の甘い香りに包まれながら愛犬との思い出を写真に残すのも一案です。
果樹畑が広がるのどかな風景は季節感もたっぷりで、自然体の愛犬を撮影するのにぴったり。果実が実る前後の花の季節には、花畑さながらの美しい背景が得られます。
1-3.ペットフレンドリーな施設の増加
近年、犬との旅行やお出かけを楽しむ人が増える中で、山梨県内にもペット同伴可の宿泊施設やカフェ、レストランが増加傾向。ドッグラン併設の施設や、屋外テラス席を設けているお店も多く、愛犬と一緒に休憩がてら写真撮影を楽しみやすい環境が整いつつあります。
一方で、場所によってはリード着用必須や入場エリアの制限など、独自のルールが設けられている場合もあるので、事前に確認しておくことが大切です。
2.愛犬と写真が撮れるおすすめスポット
2-1.河口湖エリア(南都留郡富士河口湖町)
◎ 大石公園
河口湖畔に位置する大石公園は、富士山と湖の絶景を一度に楽しめるスポットとして人気を博しています。四季を通じてさまざまな花が植栽されており、春はチューリップや芝桜、夏はラベンダー、秋はコスモス、冬は寒さに強い花々など、いつ訪れても彩り豊かな写真が撮れるのが魅力。
遊歩道も整備されていて、愛犬の散歩にもぴったり。朝早い時間帯や夕暮れ時などは人も比較的少なく、富士山がクリアに見えやすいことが多いので狙い目。湖と富士山、花々を背景に愛犬の自然な表情を収められれば、まさに絵葉書のような一枚が期待できます。
◎ 河口湖音楽と森の美術館周辺
河口湖の北岸にある「河口湖音楽と森の美術館」も、花庭園や湖畔の景色が美しく、写真スポットとして人気が高い場所。屋外エリアは犬同伴で散策可能な場合があります(最新の情報を要確認)。敷地内にあるヨーロッパ風の建物や噴水、花々といったロマンチックな要素を活かせば、異国情緒あふれる写真が撮れるでしょう。
2-2.山中湖エリア(南都留郡山中湖村)
◎ 山中湖親水公園
富士五湖の一つ山中湖は、標高が高いため夏でも涼しく、犬にとっても過ごしやすい気候。湖畔の「親水公園」には遊歩道があり、愛犬を連れて散歩するにはうってつけです。背景には湖面の向こうにそびえる富士山が姿を見せ、朝日や夕日とのコントラストが美しい写真を演出してくれます。
また、紅葉シーズンには木々が色づき、周囲の山々と湖の調和が一層ドラマチックに。訪れるタイミング次第でまったく違う表情を楽しめるのが魅力です。
◎ 花の都公園
山中湖畔の「花の都公園」では、広大な敷地内に季節の花畑や水遊びエリア、レジャースポットなどが整備されており、愛犬と一緒にレジャーを満喫できます。特に夏から秋にかけてはひまわりやコスモスが咲き誇り、富士山との壮大なコラボレーションが見られます。
ただし、花畑に犬を直接入れないように注意し、周囲の観光客にも迷惑にならないよう配慮を。写真撮影の際は、遊歩道や指定エリアから景色を楽しむ形が基本となります。
2-3.清里高原(北杜市)
◎ 清里テラス & 清泉寮周辺
八ヶ岳の麓に広がる清里高原は、夏の避暑地として古くから愛されてきたエリア。標高が高く、涼しくて空気が澄んでいるので、犬連れにも人気があります。清泉寮周辺には広大な牧草地や森林があり、背景に八ヶ岳の山々を望む絶景が広がります。愛犬を連れて歩くだけでも絵になるスポット満載です。
清泉寮といえば有名なのが「ソフトクリーム」ですが、カフェやレストランのテラス席など、犬同伴OKの場所もあるので、一息つきながら愛犬のベストショットを狙うのも良いでしょう。
◎ 萌木の村
清里高原を訪れるなら「萌木の村」も外せません。森の中に点在するショップやカフェ、ミュージアムが集結した童話のような空間です。敷地内は犬の同伴が可能なエリアが多く、ウッドデッキやガーデン、アート作品などが一体となっているので、自然と建物が調和したユニークな写真が撮れます。
また、季節ごとにイベントが開催されたり、花壇や緑の装飾が変化したりと、リピーターでも飽きない工夫が盛りだくさん。愛犬を連れて散策するだけでもワクワク感があります。
2-4.昇仙峡(甲府市)
◎ 渓谷美と紅葉の名所
「日本一の渓谷美」とも称される昇仙峡。秋の紅葉シーズンには峡谷が一面色づき、川沿いの遊歩道で散策しながら写真を撮れば、自然の迫力と愛犬の可愛さが同時に映える一枚が期待できます。
ただし、岩場や急な坂道があるので、愛犬が足を痛めないように気を配ってあげましょう。また、紅葉のピーク時期は観光客が非常に多く訪れます。犬を連れている場合は時間帯をずらすか、混雑を避けた日を選ぶなど工夫が必要です。
2-5.甲府市街地・周辺スポット
◎ 武田神社周辺
山梨の歴史を感じられるスポットとしては「武田神社」が有名。戦国武将・武田信玄を祀る神社で、境内や周辺の古木が醸し出す厳かな雰囲気が写真映えに繋がります。ただし、神社境内へのペットの入場が制限されている場合もあるため、事前の情報収集が必要。参道や周辺の城跡公園など、犬同伴可能な範囲を散策しながら撮影するのがおすすめです。
桜や紅葉シーズンには木々が彩りを添え、歴史的建造物との組み合わせが一層風情を感じさせてくれます。
3.季節ごとの楽しみ方
3-1.春:桜と花の競演
山梨県では4月上旬から中旬にかけて桜の名所が各所で満開を迎えます。特に有名なのが「富士山×桜」のコラボレーション。河口湖周辺では、湖畔に咲く桜と富士山の組み合わせが海外からの観光客にも人気。愛犬とのお花見ショットは、一生の思い出になるでしょう。
桃やプラムなどの果樹の花も同時期に咲き誇るため、甲府盆地のあちらこちらがピンクに染まります。人混みを避け、あえて早朝に訪れると、柔らかな朝日と花のコントラストが美しい写真を撮ることができます。
3-2.夏:涼しい高原や渓流でのびのび
夏の山梨は、標高の高い場所へ行けば気温が下がり、犬にとって快適に過ごせる環境になります。清里や八ヶ岳周辺、富士五湖などは避暑地としても人気が高いエリア。
緑あふれる高原や川遊びができる渓流で愛犬と一緒に駆け回る姿を撮れば、開放感抜群の一枚に。ただし、日差しが強い時間帯のアスファルトや砂利道は犬の足裏を火傷させる恐れがあるので注意しながら移動を。水分補給や熱中症対策をしっかり行いましょう。
3-3.秋:紅葉と収穫シーズン
山梨は秋になると、標高の高いエリアから順に紅葉が進行。10月下旬から11月にかけては、富士五湖や昇仙峡、清里高原などが赤や黄色に染まります。紅葉のグラデーションをバックに愛犬を撮影すれば、季節感満点の一枚が楽しめます。
また、ぶどうや桃などの収穫シーズンと重なるため、果樹園を背景にした写真も秋ならでは。果物の甘い匂いに引き寄せられて愛犬が興奮しすぎないように注意しつつ、のどかな風景を堪能しましょう。
3-4.冬:雪景色と温泉地
冬の山梨は冷え込みが厳しく、雪が降るエリアも多いですが、澄んだ空気のおかげで富士山が一段とくっきりと見える季節でもあります。湖畔や高原の雪景色を背景に、愛犬との記念ショットを撮りたいなら、しっかりと防寒対策を行ってから出かけましょう。
また、温泉地としての側面もある山梨では、犬同伴OKの旅館やホテルがいくつか存在します。寒い時期に温泉で温まりながら、周辺の雪景色を楽しむという贅沢な旅は格別。愛犬と一緒に過ごせる露天風呂付き客室などもあるので、特別な思い出になること間違いなしです。
4.撮影時の注意点とマナー
4-1.リード着用と糞尿処理
公共の場や観光地では、愛犬をリードにつないでの散策が基本となります。自然の多い山梨でも、ノーリードは禁止エリアがほとんどです。突然の物音や野生動物に興奮して犬が走り出してしまうリスクもあるため、安全面からも必ずリード着用を心がけましょう。
また、排泄物の処理は飼い主の責任。観光地や山間部でのマナー違反は地元住民や他の観光客に迷惑がかかるだけでなく、犬連れ全体のイメージダウンにもつながります。ビニール袋やトイレシートなどを常備し、こまめにチェックを。
4-2.ほかの利用者への配慮
山梨の観光スポットは季節によっては非常に混雑します。特に桜や紅葉のシーズン、連休や祝日などは駐車場や施設が大変混み合う場合も多いです。愛犬が苦手な人もいるため、撮影に夢中になりすぎず、周囲の状況を常に把握しながら行動しましょう。
写真を撮る際、他の人が写り込んでしまう場合もあります。SNSに投稿する際は、プライバシーに配慮し、必要に応じて顔をぼかしたり映らないよう角度を工夫したりすると安心です。
4-3.山岳地や湖畔での安全対策
山梨には標高の高いエリアや岩場、急な斜面がある場所も多いため、犬の足元や体力に十分注意して撮影を行いましょう。特に雪道や凍結した路面は犬にとって危険が増すため、防寒服や犬用ブーツの使用を検討してもよいかもしれません。
湖畔や川沿いでは急に水に飛び込む犬もいるので、リードをしっかり持ち、もしもの場合に備えてタオルなどを持参すると安心です。
4-4.撮影のコツ:ローアングルと自然光
愛犬を可愛く撮るためには、犬の目線、もしくはそれより少し下から撮るローアングルが効果的。背景に富士山や紅葉などを大きく映し込みたい場合も、低い位置から見上げる構図を試すと雰囲気が出やすいです。
また、日中の屋外撮影では、フラッシュの使用は控えめにし、自然光を活かすことがポイント。朝や夕方の柔らかい光は陰影が優しく、愛犬の毛並みもきれいに映ります。逆光になりすぎないよう角度を工夫しつつ、露出補正を調整すれば、犬の表情も背景もバランスよく仕上がるでしょう。
5.写真をもっと楽しむアフターケア
5-1.アルバムやフォトブックを作成
撮影した写真をスマホやカメラに保存したままにしておくのはもったいないです。旅行の写真をまとめたアルバムやフォトブックを作成すれば、いつでも手に取って思い出を振り返ることができます。ネットで注文できるフォトブックサービスを活用すれば、手軽におしゃれな一冊を作成できるので、犬の成長記録や季節ごとの記念にもぴったりです。
5-2.SNSやブログで情報共有
インスタグラムやツイッターなどのSNSに写真を投稿すれば、同じ山梨のスポットを楽しんだ飼い主さんとの交流が広がったり、新たな撮影場所の情報を得られたりするきっかけになるかもしれません。「#山梨犬とお出かけ」「#犬と写真」などのハッシュタグを活用すれば、共感してもらいやすいでしょう。
ただし、他の人が写り込んでいる写真や、SNS上に公開したくない背景情報がある場合は、必ずプライバシーに配慮して加工やモザイクをかけることをお忘れなく。
5-3.オリジナルグッズで日常に取り入れる
愛犬との思い出をもっと身近に感じる方法として、撮った写真を使ったオリジナルグッズの作成もおすすめ。カレンダーやマグカップ、スマホケースなど、日常的に使うアイテムにプリントすれば、いつでも幸せな気分を味わえます。
インターネット上のサービスを利用すれば、簡単に世界に一つだけのオリジナル作品が出来上がるので、家族や友人へのプレゼントにも喜ばれます。
6.まとめ
富士山や湖、高原や渓谷など、雄大な自然が多彩な表情を見せてくれる山梨県。季節ごとに全く違う風景が広がり、愛犬との写真を撮るには絶好のロケーションが数多く存在します。花の名所や古い街並み、果樹園といったバラエティ豊かなスポットを巡りながら、愛犬と一緒に最高の一瞬をカメラに収めましょう。
ただし、撮影を楽しむためには、リード着用や排泄物の処理といった基本的なマナーを守ることが欠かせません。また、山岳地帯では急な天候変化や足元の悪さに注意し、犬の体調や安全を第一に考えることが大切です。四季を通じてさまざまな魅力を発揮する山梨県で、ぜひ特別な思い出をたくさん作ってみてください。もし「ここぞ!」という撮影のタイミングでプロの手を借りたい場合は、写真依頼の際には弊社に声をかけてみてくださいね。