猫の室内飼いの場合、猫が運動不足に陥りがちです。あなたの愛猫は大丈夫でしょうか。猫が病気にならないためにも、健康的な環境を作ることが重要です。また、猫の習性と個性を活かせる部屋作りができているか大切です。
今回は、「猫の運動不足」について詳しくご紹介できればと思います。
室内飼いの猫は運動不足なのか
一般に室内飼いの猫は、運動不足になりがちだと思われています。一方で、外出が自由にできる猫は、なわばりのパトロールをしたり、木登りをしたり、毎日充分な運動ができる環境が整っているので痩せている傾向があります。
しかし、室内飼いの猫の場合は、寝ている時間が長い傾向にあるのではないかと思われがちです。これは生活環境が狭いが故に運動不足を招くのではないかと考えられます。本当なのでしょうか。
結論から言うと、室内飼いの猫は運動不足というのは間違いです。なぜなら、猫はひろい縄張りを持つ動物ではないからです。つまり、家の中でも充分な運動が可能なのです。猫の個性や習性を理解して、自ら運動する環境を作ることが大切なのです。
外猫の方が室内猫より運動不足になりにくいのはなぜか
外猫の方が家猫よりも運動不足になりにくいのは間違いないかと思います。なぜなら、外で生活環境のある猫は、家のねこよりも、他の猫や獲物、虫など多くの刺激的な環境があります。こうした要因からエネルギーの消費量も多くなります。また、外で生活する猫は危険なリスクも多いかと思います。
猫が運動不足にならないためには上下運動する環境が鍵
猫はそもそも森林で暮らしています。敵から身を隠したり、獲物を捕ったりする際は、木に登ります。このため、元来猫は上下運動をすることが大好きだと言えます。犬などとは異なり、猫は家のながで走り回る上下運動を好む動物なのです。ですから、室内に段をつくって、猫が上下運動しやすい環境を設けることが重要です。また、猫専用の足場を作ると猫は喜ぶでしょう。
猫の運動:猫は狩りが得意
猫は狩りが得意なのはご存知でしょうか。そもそも、猫はネズミや小鳥を狩り食べていた動物です。おもちゃなど見立てて狩りする遊びもよい運動になります。そうしたおもちゃを猫に用意してあげると運動する環境的には好ましいといえます。
猫の毛の長さや性別、猫の性格で運動量が異なる!?
猫は一般に短毛種は活動的で遊び好き、長毛種は穏やかでおっとりしている傾向があります。もちろん、猫の性別によっても違いがあります。やんちゃなオスの猫に対して、メスの猫はおとなしい傾向があります。
もっとも大きいのが猫の品種や個体による差でしょう。大切な猫をしっかりと理解して、猫の最適な運動量を把握することも大切です。また、年齢によっても大きな変化がありますので、歳にあった運動量を設けることが大切です。
猫の運動:猫の品種の紹介
活動的なアビシニアン
見た目も可愛いペルーシャは、おっとりしています。
猫の運動不足を解消するコツ
猫の運動不足を解消するコツを紹介したいと思います。
- 猫に必要な運動量を知る
猫の個性をよく見て、猫の必要な運動量を把握することが大切です。
- 猫の好きな動きを知る
猫の好みを理解し、猫の運動スペース作りや遊びを取り入れることが大切です。
- 猫の運動スペースを作る
猫の運動には広さより高さが大切です。猫の上下運動できる環境を作ってください。
猫の運動不足のチェック項目
あなたの大切な家猫は、運動不足かどうかチェックしてみてくださいね。一般に3つから4つ当てはまると運動不足に陥りがちだと言えます。
- 猫を留守番させることが多い
- 猫を1匹で飼っている
- 猫の遊ぶ時間は1日10分以下
- 猫はおもちゃにあまり反応しない
- 猫は走り回ることを嫌う
- 猫は高い場所に興味がない
- 猫は物音などに鈍感である
- 猫が外を見られる場所がない
- 猫を呼んでも反応が鈍い
猫の運動不足のまとめ
いかがでしたか。家猫の場合、運動不足になりがちな傾向があります。結果、猫が太りやすかったり、健康不足になりがちです。こうしたことを未然に防ぐためには、猫の運動不足を解消する環境作りが大切です。大切な猫だからこそ、いろいろな工夫を行い、健康的で楽しい猫生活を満喫してくださいね。