猫は液体説があるのをご存知でしょうか。当然、猫は個体の生き物ですから、液体ではありません。しかしながら、猫はどれほど小さなものや箱、びんなどでも簡単に入ることができるのです。この一連の流れはまるで猫が液体のようであるから猫が液体説が生まれたようです。今回は、猫は液体だとなぜ話題になっているのか?ねこの液体を画像とともにご紹介します。
猫は液体だとなぜ話題になっているのか?
ツイッターなどのSNSを見ていると猫が液体のようだと話題になっていますよね。そもそも、液体の定義を調べてみると、物質の集合状態のことをさします。すなわち、ほぼ一定の体積はあるが固形の形を持たないものを液体だと定義されます。
液体の定義は、猫の液体説をまさにわかりやすく説明していますよね。ポイントは、液体とは一定の体積はあるものの、固形の形を持たない点です。猫が液体だと言われているのは動画など見ればわかるように液体のように体をしなやかに変形できるからです。このような動きは、犬などには見られない猫独自の動きですよね。
猫の研究者によると、猫の骨格は超柔軟であり、人間の骨構造とは大きく異なることをうたっています。とりわけ、背骨がおそらくし柔軟です。
猫の液体説の論文を書いた研究者はイグノーベル賞を受賞している
フランスの研究者マーク・アントワン・ファルダン氏が猫の液体説の論文でイグノーベル賞を受賞しました(Can a cat be both a solid and a liguid)。論文の内容は、異なる年齢の猫がどのように不可思議な形を維持できるのかを計算したものです。科学的にも猫の液体説が評価検証され話題にもなっているのです。
猫の液体説は本当なのか?画像とともに検証していきましょう!
猫は容器や器、箱などに猫の体を柔軟に変形できます。では、本当なのでしょうか。画像や動画などを通してネコの液体説を検証していきましょう。
猫の液体説の検証①:ネコはカップに収まる!?
猫が自分からコーヒーカップに収まっていますね。尻尾も上手に納めていますね。
猫の液体説の検証②:ネコはお茶碗におさまる!?
猫の液体説の検証③:コップに収まるねこ
ちょっと苦しそうですが、上手に体を入れていますね。
猫の液体説の検証④:洗面台に収まるねこ
自分の家の猫も洗面台に収まっていますね。
猫の液体説の検証⑤:ツボの中に入るねこ
こんな小さなツボのなかにも猫ははいれるようです。
猫の液体説の検証⑥:箱の中に入るネコ
箱の中に綺麗にはいっていますよね。顔がどこなのかもはやわかりにくくなっていますよね。
猫の液体説の検証⑦:後部座席に横たわるねこ
後部座席に寝ている猫ですが、背骨が柔軟に曲がるのがわかりますよね。
猫の液体説の検証⑧:ソファーに横たわるねこ
猫の液体説は、ソファーに液体のように寝ていますよね。
猫の液体説の検証⑨:容器からはみ出るねこ
容器からはみ出る猫ですが、水のように自然に出ていますよね。
猫の液体と検証結果
猫の表情を見ていると猫は決して辛そうにしていないのが興味深い点です。むしろ猫にとって窮屈さが心地いいのではないかとさえ感じてしまいます。これは猫の柔軟な骨格ゆえに、人間にとって厳しい小さな環境でも、猫にとっては無理のない自然な姿勢となっているのです。
猫が箱や容器、カップなどに入るのは昔の習性の名残!?
そもそも猫は穴などを見ると入りたくなるという習性があります。これは猫の狩りの習性から小さな場所を寝ぐらにしていました。猫は獲物に気付かれにくい場所、茂みなど、猫にとってとても狩りに有効な場所でした。飼い猫の場合は、狩りの必要性はないのはもちろんですが、ひょっとしたら小さな場所があると入りたくなってしまう狩りの習性が影響していることも考えられます。
猫にとって体を丸くしたり、横たわったり、伸びたりするのは自然なこと
猫は伸びたり、丸くなったり、体を伸ばしたりするのは、自然なことです。なぜなら、柔軟な猫の体はいろんな形に変化できるからです。そして、猫はその柔軟な体はいろんな表情を見せてくれます。猫の液体説もその一種だといえます。
昔から「猫こたつでまるくなる」と童話にも歌われるくらい猫の寝姿を想起するものは丸くなる行為だと思います。猫は寒い時に、冷えやすいお腹や手足を保護するために、くるんと丸まります。その一連の流れで猫はカップに入ったり、茶碗に入るることもあることでしょう。
猫は他にも、横たわる行為を頻繁にします。警戒することなく寒くない時の普通の寝姿です。手足を投げ出していたり、手の足に頭を乗せたりするのが基本スタイルです。これは自動車の後部座席やソファーで横たわっている猫の姿勢もその一つだと言えますよね。
猫の液体・終わりに
いかがでしたか。猫は液体説は、どうやら正しいようですね。まるで液体のように形を柔軟に変えられる猫。そんな猫を見ているだけでみんな癒されてしまいますね!