噛み猫で困っている飼い主さんも多いのではないでしょうか。猫の問題行動はしつけをすることで直すことが可能です。猫が噛む行為に関しても、飼い主さんがしつけをすることである程度コントロールすることが可能です。今回は、猫の噛むことをやめさせるためには？ねこのしつけと７つの対処方法をご紹介します。
猫の噛む行為とは？
猫は毛づくろいを好む動物です。しかし、同じところばかりをかんでいたら注意が必要です。猫の体のどこかに異常がある場合、猫はなめて治そうとするからです。まずは猫が噛んだり舐めている部分を確認します。
猫の噛むことのリスクとは？
ただ手を近づけただけで、いきなりガブッと咬みついてくる猫がいます。 猫は軽く咬むだけだったり、すぐにやめるのならそれほど問題はありません。しかし、猫が手を引こうとするとさらに強く咬んで手に穴があくほどでケガをすることもありえます。これは子猫の時期に親や兄弟姉妹と離れ、1匹だけで生活していた猫に多く見られます。猫のこの悪いクセは、ついてしまうとなかなか直らないので、いつ問題が起きるか分かりません。問題となりうるリスクをあげると、例えば来客や人間の赤ちゃん、子供に咬みついたらどうなるのでしょうか。猫の噛み癖は、ある意味コントロールできないリスクとなりえます。ですから、飼い主さんはそうなる前に、きちんと愛猫をしつけましょう。
猫は噛むことをどのように覚えていくのか？
子猫と母猫や兄弟猫との関わりから、社会性を学びます。特にじゃれ合う遊ぴから、「自分が強く咬むと相手も強んで痛い。強く咬んではいけない」ということを知ります。母猫がいない子猫たちを保護した場合も、できるだけ生後3か月までは全員一緒に育てましょう。
猫の狩りと噛むの関係について
捕えた獲物が大きかったり反撃してきたりする場合は、放したり捕まえたりをくりかえして弱らせなくてはなりません。猫を捕まえるためには前足と爪を使いますが、とどめを刺すのは歯です。猫は首の急所に噛みついて、脊椎骨のすきまに犬歯をくいとこませ、脱臼させます。獲物を弱らせてからなら、反撃されて顔を傷つけられる危険性は少なくなります。この一連の動作では、口と唇に生えているひげが活躍します。 犬歯の根本にある感覚器も、噛む位置を正確に決めるために役立ちます。猫は、美しく精巧に設計された、狩りをする機械なのです。飼い主には気味が悪くても、猫はそうするようにプログラムされているので、やめることを期待するのは無理というものです。
では、具体的にどのようなプロセスで猫は狩りの時に噛むのかを時系列でご紹介します。
猫の狩りと噛むまでのプロセス①：お前はニャンだ！
猫は獲物が反撃してこないとは限らない場合、用心するに越したことはありません。猫はとても優秀なハンターで、見慣れないおもちゃを安全だと過信することはありません。猫はおもちゃの動きに誘惑されても、妙なことになったらすぐに飛びのけるよう、慎重に近づきます。前足で軽く叩いて反応を調べ、どんなことをしてくる 相手なのか見極めます。
猫の狩りと噛むまでのプロセス②：観念しろにゃー！
おもちゃのネズミを捕獲した猫は、口と前足の間に抱えこんで、後ろ足でキックしています。生きた獲物を無防備なお腹の近くに抱えたりはしないので、これは遊びなのですが、ほかの猫との喧嘩や防御の練習になります。後ろ足は、爪はあまり鋭くないながら筋肉がつよいので、本気キックすると相手にかなりのダメージを与えられます。
猫の狩りと噛むまでのプロセス③：猫は噛むことでトドメを刺すにゃー
猫はリラックスして遊びますが、一度外に出れば優秀なハンターです。猫は獲物のトドメを刺す方法をよく心得ています。もし獲物に犬場を突き立てて殺す場合、上からのしかかって床に押さえつけることになります。
ちなみに、猫は噛む前にもて遊ぶこともある！？
猫は噛んで少し傷つけた獲物をもてあそぶようになんども放したり捕まえたりすることがあります。獲物を弄ぶ理由は、経験がたりなくて、上手にトドメをさせないからです。トドメを刺すために顔を寄せても反撃されないよう、獲物を弱らせる手段としてもてあそぶこともあります。
猫を噛まなくさせるための対処方法とは？
猫を噛まなくさせるための対処方法を７つまとめてみました。
猫を噛まなくさせるための対処方法①：ねこが噛む理由を把握する
あなたの猫の噛み行為の対処方法は、猫がなぜ噛むのかを理解します。猫はは遊びの中でめちゃくちゃに怒ったり、退屈したり、欲求不満になったり、何かをやめようとしているが、聞いていないかもしれません。したがって、飼い主さんは、猫が噛む要因や理由を把握して改善方法を考えることが大切です。
猫を噛まなくさせるための対処方法②：飼い主さんの手を獲物やおもちゃだと理解している可能性
飼い主さんの手を猫はおもちゃとして扱っている可能性があります。 飼い主さんの手を口から安全な距離に保つおもちゃを使用するなどして確かめてください。
猫を噛まなくさせるための対処方法③：ねこを疲れさせる
猫が飼い主さんを攻撃している場合、猫は猫自身のエネルギーの一部を流す必要があります。猫が疲れていることがわかるまで、一緒に時間を過ごしてください。 猫が他のおもちゃに反応しないようであれば、例えばレーザーポインターを利用して疲れさせると良いでしょう。
猫を噛まなくさせるための対処方法④：ねこの不安を取り除く
猫は、猫の隣に何かいるかもしれない場合は誰かを感じると攻撃します。飼い主さんは猫の不安を見つけてあげると猫は不安が解消されます。
猫を噛まなくさせるための対処方法⑤：獣医師の先生に相談
飼い主さんはかかりつけの獣医師の先生に相談してください。飼い主さんは猫の神経を落ち着かせるのに役立つことを理解することが必要です。そのためには、いくつかの食べ物や薬を処方することも考えられます。猫をリラックスさせるのに役立つ食べ物を与えることも有効なアプローチの一つだと言えます。
猫を噛まなくさせるための対処方法⑥：ねことの信頼を築く
愛猫は猫が望まない時、飼い主さんといるよりむしろ独りでいます。 猫が何かを望むときに猫が求めるスペースを与えるなどして、猫が信頼できると知っていれば、猫は一般的にあなたを噛む可能性は低くなります。
猫を噛まなくさせるための対処方法⑦：兄弟猫の代わりになってあげる
特にオススメの猫の噛まなくさせるための対処方法は、兄弟猫の代わりになってあげると良いでしょう。母猫も兄弟猫もいない場合は、子猫が強く噛むときに「イタイ！いけない！」と大声を出し、大げさに嫌がってください。そこで猫が驚いて咬むのをやめたら、しつけは簡単です。なぜなら、猫はこれを繰り返すうちに、驚いて咬んではいけないことに気づくはずだからです。猫は叫んだだけではやめない場合は、口から外そうとして手を引いてはいけません。狩猟本能からか、猫はさらに力をこめるようになってしまいます。
逆に、猫の方に押し出すようにしてみてください。驚いて口を話したらすかさず「ダメ！」と言いながら手のひらを顔に当ててください。噛み付いて話さない猫には、顔に強く息を吹きかけるなども有効なアプローチと言えます。
終わりに
いかがでしたか。猫の噛む行為には、いくつかのリスクがあります。飼い猫の場合は、噛む猫にしないしつけを飼い主さんは教える必要があります。そうすることで問題となり得るリスクを最小化できるはずです。是非飼い主さんは、兄弟猫の代わりになって猫を噛まなくさせてあげてくださいね！
