猫のおみやげ行動を知っていますか?親ネコ気分になると獲物を持ち帰る理由とは

by csptl
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猫のおみやげ行動を知っていますか?猫は、数ヶ月でおみやげ行動を学びます。このおみやげ行動とは、猫が獲物を持ち帰ることを意味します。今回はそんな、「猫のおみやげ行動を知っていますか?親ネコ気分になるとおみやげを持ち帰る理由とは」をご紹介したいと思います。

猫がおみやげ行動をとる時は、母猫が子どもに”狩り”を教えるとき

犬の仲間は、獲物を巣で待つ子どもたちのところへ持ち帰って食べさせます。多くはオス犬が巣穴にいるメスと子どものところへ運んできます。これを「おみやげ行動」とでもいうべきものです。しかし、犬とは異なり、猫の仲間はこれをやりません。猫が獲物を持ち帰るのは、母猫が子どもに狩りを教えるときだけです。

そもそも、猫はおみやげ行動の”狩り”はどうやっているのか?

猫は、首の後ろと喉を狙って、瞬時にしとめます。母猫が子猫に狩猟を学ばせるとき、見せるだけでは不十分なのが獲物の急所です。急所の位置を覚え、しとめるには、やはり実践教育が欠かせません。 もっとも確実な急所は、首の後方からかみついて脊髄神経を切断するのが効果的だと考えられます。ドブネズミやハトのような大きめの獲物を狩るときに利用します。猫は首の後方けいついからかみつき、犬歯で頸椎と頸椎のあいだを探り、その隙間に牙を差し込みます。猫はこれを瞬間的におこないます。猫は、一瞬で獲物の動きを止めるので、反撃をくらうことがなく、ケガもしません。

また、猫の狩りで獲物を狙うところは、喉です。猫はニワトリとかキジのような大きな獲物の喉を狙います。 猫は獲物の後方から抱きかかえるようにしてとびつくと、頭を獲物の首の下側に まわして喉をかみます。子ネコ時代の取っ組み合いのなかで養った動きです 何回もかむうちに効率よくしとめるようになります。こうした動作は母猫を見て学びます。母ネコは子ネコたちが狩りに興味を持つ生後4ヵ月頃になって狩りの勉強に連れ出します。待ち構える子猫たちに獲物を生きたまま持ってきます。獲物は少し傷ついているものの動けるため、子ネコたちがもたもたしていると逃げ出しそうになります。

それを眺めていた母猫は、子猫たちの前で獲物をかみ殺し、食べて学ばせます あとは経験次第。自分で何回もかむうちに効率よく殺す方法を学びます。

猫が獲物を殺す行動を発達させるタイミングとは?

猫は生後1ヵ月半を過ぎると離乳が近づきます。母猫は子猫を連れ出し、茂みで待たせ、獲物を持ち帰ります。瀕死の獲物を子猫の前で殺して食べてみせます。子ネコはまだ食べられませんが、肉のついた骨や羽根をかんで遊びます。母猫は生き物が食べ物であることを子猫に教えているのです。 2ヵ月半すぎると子猫は完全に離乳します。獲物を食べるようになります。生後3ヵ月を過ぎると母猫は獲物を子猫に殺させます。生まれて1〜2ヵ月、ネズミを見ないで育った子猫は成長してもネズミを殺せません。一定の時期に、獲物を殺す行動を発達させるべきタイミングがあります。生後3ヵ月を過ぎ、体力とかむ力が増したとき、獲物にじゃれているうちに興奮し、突然かみつきの制御が解け、殺す経験を得ていくのです。

猫のおみやげは獲物をそっと隠すのがポイント

ときどき猫が半殺しにした小鳥や昆虫、ネズミなどを持ち帰ることがあります。これは猫が親猫気分になっているときです。飼い主さんを子猫に見立て、狩りの練習をさせるために持ち帰るのです。この時、猫の飼い主さんは叱ったりしてはいけません。飼い主さんはほめてください猫が見ていないときに獲物はそっと片付けて、獲物がなくなることで猫は満足します。「育てる」衝動が薄まるのです。 猫は置いたままはやめて。まだ食べないの、と新たな獲物を探してきます。

猫のおみやげ行動の時期のまとめ

猫のおみやげ行動は、親猫の気分に切りかわった証拠です。飼い主さんでも、あなたを子猫だと思い、狩りの方法を教えようとしています。小鳥や昆虫、ネズミがどの状態で持ち帰られたのかで、あなたをどの時期の子猫に見立てたのかがわかると思います。

猫のおみやげ行動の時期・子猫1ヶ月半後:猫が目の前で獲物を食べる

子猫に獲物の食べ方を指導している気分があります。あなたに学習して、一人前の猫になって欲しいと思って欲しい可能背が考えられます。

猫のおみやげ行動の時期・子猫2ヶ月:置かれた獲物が死んでいたら

子猫に自分がしとめた獲物を食べさせてやろうとしています。あなたに解決方法を教えたいと思っているのです。

猫のおみやげ行動の時期・子猫3ヶ月:まだ獲物が生きていたら

生きた状態で子猫に与えて、自力で殺させようとします。子猫が獲物を正しくしとめ、食べられるかをチェックします。

猫のおみやげ行動のまとめ

いかがでしたか。猫は獲物を仕留めると、それを子猫に指導するのです。猫の年齢(時期)ごとにハンティングの指導プロセスはわかれています。とりわけ大切なのは、猫は狩りの練習をさせるために本能的に持ち帰るので、飼い主さんは叱ったりしないでほめてください。良かれと思っているので、適切なアプローチをしないと、猫との信頼関係に傷ができてしまいます。気をつけてくださいね。

猫を飼っているなら勉強になるので是非読んでみてください

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