トイプードルなどの子犬には、子犬たちに合った栄養バランス、量、食事の与え方があるのをご存知ですか?また、トイプードルには食べさせては危険なものもあります。ですから、飼い主さんはある程度トイプードルの食事への理解や配慮することがとても大切です。今回はそこで、トイプードルの子犬期に必要な栄養や食事、注意点などをご紹介します。
トイプードルの子犬期にはどんな食事が必要なのか?
日々成長する子犬期の食事をおそろかにすると、順調な発育を妨げる可能性があります。トイプードルの子犬の食事は、生後約二倍のカロリーとカルシウムとタンパク質が必要です。未発達な体の機能にも対応できる、消化吸収の良いものが食事として適しています。市販されている子犬のフードは、子犬の穏やかな成長に配慮されています。フード購入の際には、信頼できるメーカーのドッグフードを選ぶと良いでしょう。
トイプードルの子犬期・生後2ヶ月程度の食事のポイントとは?
トイプードルの生後2ヶ月から3ヶ月までは、ドライフードにぬるま湯か、人肌に温めた犬用ミルクでふやかして与えます。乳菌から永久歯に生え変わる生後5ヶ月〜6ヶ月までは、回数は1回から3回。その後、少量のおやつを与えながら、2回にしても大丈夫です。その後、便の状況を見て分量の調整をしてください。便がころっとしていて硬いときは、食事の量を増やし柔らかいときは減らすなどの工夫が大切です。
トイプードルの子犬期に与えてはいけない食事とは?
トイプードル二限らず、犬に与えていけない食事があります。タマネギやチョコレートは与えてはいけません。たまねぎをはじめとするネギ類は、犬の体内に入ると赤血球を壊し、最悪、死に陥るというケースもあります。チョコレートも危険です。ほしがっても絶対あげないようにしてください。
他に危険な食事は、イカ、タコ、エビなどの甲殻類、貝類や香辛料の刺激物もトイプードルの子犬に与えてはいけません。塩分の多いハムやブドウ、レーズンを与えないでください。
トイプードルの子犬期に気をつけたい食事のまとめ
トイプードルの子犬期の食事の注意点①:ドライフードとウェットフードは何が違いとは?
ドライフードは比較的安価、歯磨き効果があるのに対して、ウェットフードは柔らかいので子犬も食べやすい等のメリットがあります。両方共、成長期に必要な栄養やカロリーを配慮した、子犬用のものを選びましょう。将来、ペットホテルや病院などでどんな食事が出ても食べられるようにしておくのがベストです。
トイプードルの子犬期の食事の注意点②:トイプードルが食事を食べない場合の対処方法とは?
ある日突然食事を食べなくなる場合は、体調不良の可能性が考えられます。その場合は、かかりつけの動物病院に行くと良いでしょう。主な原因は、部屋の模様替えであったり、ちょっとした環境の変化などが大きく影響している可能性が考えられます。そんな場合は、食事にお湯をかけて、においで食欲をそそったり、少量の肉やヨーグルトなどをトッピングすると食事をとるようになることもあります。
トイプードルの子犬期の食事の注意点③:食事のトラブルはどんなものがありえるのか?
トイプードルのよくあるトラブルとして、目を離したすきに、チョコレートを大量に食べてしまい、ショック状態や急性心不全を起こしてしまうことがあります。ジャンプが得意なトイプードルですから、犬の届かないテーブルの上に置いたつもりでも、盗られてしまうなんてことも考えられます。食料やお菓子などは、戸のついた食器棚に保管するなどすると良いでしょう。
トイプードルの子犬期の食事の注意点④:ミルクから離乳食に変わるのがうまくいかない
生後20日〜2ヶ月ぐらいが、離乳食を与える時期の目安です。高タンパク質、高カロリーの離乳食が市販されていますので、市販のものを利用すると良いでしょう。母乳からいきなりミルクへと切り替えるとトイプードルが混乱してしまうことがあります。ですから、突然食事を離乳食にかえるのではなく、少しずつ離乳食の量を増やすと良いでしょう。最初は口の周りや、上あごに少量つけてやり、舐めさせるなどするとトイプードルもミルクから離乳食への変化に馴染んでいくことでしょう。
トイプードルの子犬期の食事の注意点⑤:フードを上手に切り替えるにはどうすればよい?
子犬を迎えてしばらくは、それまで与えていたのと同じフードを、同じ回数と分量で与えてください。他のフードにすぐ切り替えると、トイプードルの体に馴染まず体調不良になることも考えられます。新しい環境に慣れてきたら、2〜3週間かけてゆるい便や下痢、嘔吐などの問題を抱えていないか飼い主さんはチェックしてください。新しいフードは少しずつ増やし混ぜながら馴染ませるが鉄則です。
トイプードルの子犬期の食事の注意点⑥:手作りフードは喜ぶのか?
手作りフードには、材料がわかるので安心できるというメリットがあります。量や中身が調整しやすいため、愛犬に手間をかけてあげることで喜びを感じるなどのメリットもあります。人間と犬では、必要な栄養素やカロリーは、成犬とは異なります。犬の手作り食の本を買って、きちんと勉強してから作ってあげると良いでしょう。
終わりに
いかがでしたか。トイプードルの子犬期には様々な食事面のケアが重要です。知っていると知らないのとでは、トイプードルの食事面のアプローチが大きく異なることでしょう。万が一に備え、是非適切なアプローチでトイプードルの食事を与えるようにしてくださいね!
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