犬が腰を振る動作を目にすることがあるかとおもいます。犬の腰を振るのは、本能的な欲求であったり、習慣的な行動であったり、ただの遊びなど様々なケースが考えられるかと思います。こうした行動に悩んでいる飼い主さんも多いかと思います。今回は「なぜ犬は腰を振るのか？」をマウンティングの理由・対処方法と共にご紹介したいと思います。
マウンティング:犬が腰を振るのは本能的な行動
犬が相手の腰の上に乗りかかり、腰を振る行動を「マウンティング」と言います。マウンティングは、とりわけ交尾の時にする行動ですが、そのほかにも遊んでいる時や、自分の力を誇示したい時にも使います。驚くのは、同性に対してマウンティングするケースもあることです。また、子犬同士じゃれあっている時にもよく見られます。
マウンティングとは何か
つまり、犬のマウンティングとは性行動や、そうした興奮からくる振る舞いではないかと考えられます。腰を振る愛犬の姿を見ると、ついつい驚いてしまったり恥ずかしくなったりしてしまいますよね。しかしながら、犬はそんなやましい気持ちを持っているわけではないのです。
マウンティングは性的行動だけではない
多くの人が、オスがマウンティングをすると想像している方が多いかと思われます。しかし、オスだけに留まらず、メスの犬もマウンティングをします。 飼い主は、若い犬が他の犬と一緒に遊んだときに、過剰刺激を受けて、マウンティングをすることが考えられます。マウンティングは、出生前および去勢された犬では起こりにくい傾向があります。犬にとってのマウンティングは、生理学的に、感覚刺激、運動活動、あるいは感情反応によって誘発されることもあるので様々なのです。
マウンティングは習慣にならないように注意するのが大切
成犬相手に悪ふざけでマウンティングをすると、ほとんどの愛犬は嫌がり、本物の喧嘩になることも少なくありません。また、マウンティングは自分の優位性を誇示するジャスチャーとも言われています。人間の腕や足にマウンティングすることを許すのは考えものなのです。ですので、マウンティングの適切な対処方法を飼い主さんは把握することが大切です。
マウンティングの注意と対処方法①大声を出さない
マウンティングでは、大声を出してはいけません。例えば、犬のマウンティングをみて、「きゃーきゃー」など騒いでしまうと、犬は興奮してしまうことがあります。そして、それがマウンティングを習慣化してしまうなど、その後も繰り返すようになってしまいます。
マウンティングの注意と対処方法②子犬の時からトレーニングをする
マウンティングは子供の時から繰り返し行い、マウンティングが習慣化することが考えられます。ではどうすればいいのでしょうか。
結論からいうと、マウンティングの悪癖が身につかないように、子犬のうちからしっかりとしたトレーニングやしつけを行うことが重要かと言えます。なぜなら、犬は頭のいい動物ですから、マウンティングがいけないことだとわかれば必ず辞めるようになると考えられています。
マウンティングのまとめ
犬のマウンティングは本能的な欲求、習慣、遊びなど様々な理由が考えられます。飼い主さんは、こうした理由を把握した上で、適切に指導をすれば犬のマウンティングの対処方法はわかってくるかと思います。是非、マウンティングの対処方法やトレーニングを試してみてくださいね。
