猫の食事の好みはどのように決まるのか?ある期間で愛猫の好みが決まってしまう!?

by csptl
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一般に好き嫌いが激しい猫ですが、猫の食事の好みはどのように決まるのか疑問に思ったことってありませんか。猫の食事はまず食べ物を匂いで判断したり、味に関しても明瞭に理解しています。今回はそんな「猫の食事の好みはどのように決まるのか?」を深掘りしてご紹介したいと思います。

猫の食事の好みは、塩味が好きな傾向がある!?

猫は食べ物の好みを明瞭に理解しています。猫の嫌なものはお腹がすいてもとことん食べない、自己流グルメなところがあります。猫の舌や口腔には味を感じる細胞があり、塩味、苦味、酸味、甘みなどを感じることができます。その中で、猫が一番早く理解するのは、塩味なのです。猫は生後1日目でも、そのままの乳と塩味をつけた乳とを識別できるという研究者の報告があります。

猫は生後10日をすぎると、塩味のほか、苦み、酸味、甘みも感じるようになります。面白いのは、猫は甘みの反応が弱い特徴があります。一方で、品種にもよりますが、時には甘いお菓子などの味を覚えると、大好物になる猫もいるのも事実です。

猫の味の好みは子猫時代の影響が大きい!?

猫の味の好みは、母猫から受ける影響が大きいことがわかっています。なぜなら、子猫の離乳期になると、まず母猫か捕った獲物を食べ、次に母猫から狩りを習い、猫も同じ獲物を捕まえるようになるからです。飼い主さんから食べ物を与えられる場合でも、母猫を真似る子猫が多い傾向にあります。ある猫の検証ですと、バナナやマッシュドポテトを食べる母猫を見て育った子猫のほとんどが、母猫が選んだものを子猫も選ぶ傾向が高いことがわかっています。

猫の味の好みは半年で決まる

猫の生後6ヶ月を過ぎると、一般に猫の食事の好みが決まると言われています。例えば、ドライフードを好む猫の場合、他のものには興味を示しにくくなります。

新しい味を好む猫の育てる方法とは?

子猫の頃からいろんな食べ物を挑戦していれば、新たな美味しさを求めて、新しい味に抵抗がなくなると言われています。幼少期から幅広い食事を用意することが猫の味の好みの幅を広げる鍵となります。

猫の食欲をあげる方法とは?

猫は猫舌という言葉があるとおり、暖かい食事を苦手とするイメージが大きいかと思います。ところが、猫が好む食べ物の温度は、35度から40度位。猫のの体温と同じくらいの温度が、猫の食欲をアップさせます。

猫の味の好みは魚好きな印象があるが、日本だけ!?

漫画のサザエさんなどでも、猫が魚を加えて逃げるイメージがあるかと思います。結果として、猫は魚好きというイメージが刷り込まれているのではないでしょうか。しかし猫は肉食系の動物なのです。そもそも、家猫の祖先と言われるリビアヤマネコは、本来砂漠生まれで、ネズミや小動物や小鳥を食べていました。砂漠という水とは乖離した環境にいたことで、そうしたものを好んで食べていたのです。

なぜ猫の味の好みは魚好きなのか?

日本で猫が魚を食べるようになったのは、猫の好みではなく飼い主の影響だと思われます。私が住んでいたアメリカやフランスでも、あまり猫に魚を提供していなかったように記憶しています。

日本は周囲を海に囲まれた島国です。仏教によって獣の肉を食べることを禁じられた時代が長かったため、主要な食事が魚貝類となった可能性が高いです。加えて、日本は仏教が盛んです。仏教では獣の肉を禁じた時代がありました。つまり、人間が猫に与えるのも、猫がそのあたりの置きっぱなしの餌を頂戴するのも、魚貝類が中心となったのです。ネズミは当時から重要な餌には間違いありませんが。

猫の味の好みと日本の歴史

江戸時代の御伽草子野中に、猫の食事が書かれていたそうです。当時の猫は、ご飯にカツオを混ぜたものを猫はたべていたそうです。他にも、田作、にしん、から鮭を与えていたのが歴史として残っています。ちなみに野生の猫は、獲物の内臓から豊富なたんぱくや食物繊維をとっていました。肝臓や腸には鉄分やミネラルが豊富に含まれています。なぜなら、腸内には獲物が食べた草も残っているからです。

猫の味の好みのまとめ

猫の感じる味とは?

猫が感じる味は、塩味と苦味と酸味、甘み等を感じています。猫は、塩味への反応が敏感です。一方で、猫の味の好みは、甘みに対して鈍感です。甘いものを喜んで食べる猫は少ない傾向があります。

猫の味の好みは生後半年が目安

猫の味の好みは、母猫と同じものを好きになる傾向があります。保守猫と挑戦猫のように二つに分類すると、まず保守猫は食のバリエーションが少ないと同じものを食べ続けることが多い傾向があります。一方で、挑戦猫はいろんなものを与え、新しいものや味にも積極的となり好き嫌いが減る傾向になります。

猫の味の好みの終わり

いかがでしたか。猫の味の好みが決まる仕組みを理解できましたでしょうか。普段好き嫌いが激しい猫の原因は、生後半年の食事の与え方が大きく影響しています。これからもし愛猫を飼うことになった際には、いろんな食事を与え、新しいものや味を好む挑戦猫を育ててくださいね。

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