猫はなぜ耳をぺたんと倒し体を低くするのか?ネコの服従の気持ちや理由を中心に

by csptl
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猫が耳をぺたんと倒して、体を低くするのをみたことありませんか?猫はこの動きをするとき偶然するわけではなく、猫の喜怒哀楽が存在します。そして、猫の耳、体のボジション、あるいは顔の表情などで猫の気持ちが理解できることがわかっています。そこで、今回は「猫はなぜ耳をぺたんと倒し体を低くするのか」をご紹介したいと思います。

猫は喧嘩で負けると、服従のサインを出す

猫は、喧嘩の時に、攻撃の気分と正反対なのが服従の気分です。猫の服従とは、敗北のときにしめされる行動のことです。猫の喧嘩による勝敗はシンプルで、相手のパンチ力、噛む力、スピード、あるいは気迫などが複合的に絡み勝敗が決定すると言われています。

なぜ猫は耳をぺたんと倒し体を低くするのか?

猫は喧嘩などで手強い相手と出会うとき、普段から脆弱な猫は、早い段階で負けを体で感じます。すると、猫は体を伏せた姿勢となり、腹ばいになることがあります。同時に、猫のしっぽは、体の下に巻き込みます。耳介は倒れ、大切な耳の穴を守ろうとします。一見すると、猫も気持ちは、「ごめんなさい」あるいは「これ以上喧嘩に巻き込まれたくない」と服従する表現をするかのように見えます。

猫が耳をぺたんと倒すことや体を低くする理由

猫が耳をぺたんと倒し体を低くすることには、メリットがあります。なぜなら、猫は危険なリスクが伴うとき、猫の四肢をバネのように伸ばしたほうが飛び上がりやすいため、万が一の時とても早いスピードで逃げることが可能な姿勢だからです。

猫が耳をぺたんと倒し体を低くすると、喧嘩は終わる時と終わらない時がある

一般に猫社会では、「耳をぺたんと倒し体を低くする」服従姿勢を見ると、攻撃が終わります。しかしながら、喧嘩が終わらない時がまれにあります。例えば、猫のテリトリー内であれば、負けた猫が自分のテリトリーから出て行くまで相手猫の「服従」を認めないことが確認されています。そのようなケースの場合猫は、しつこく物陰、あるいは繁みへと逃げ回る負け猫を追いかけ続けることがあります。たまに路上などでしつこく喧嘩している猫は、このようなケースがほとんどだと考えられます。

猫のテリトリーについてもっとわかります!

猫の耳をぺたんと倒し体を低くするポーズが効果的なのは、猫同士と飼い主のみ

猫の「耳をぺたんと倒し体を低くするポーズ」服従姿勢は、猫社会でのみ猫の気持ちが伝わると言われています。したがって、異なる生き物だとうまくいきません。例えば、犬などの猫以外の動物に見せても、攻撃気分を抑えることができないと考えられています。しかし、飼い主さんの場合には、「耳をぺたんと倒し体を低くするポーズ」服従姿勢をとることが確認されています。猫は大変賢いのです。

飼い主に服従姿勢を見せるコツとは

飼い猫が子猫気分で、構って欲しい、あるいは背中を撫でて欲しいなどのシチュエーションがあるかと思います。猫は自分の要求に応じて欲しいことがあるかと思います。飼い主さんにそのような姿勢を見せた時に、猫の要求に応えるようにすると望ましいです。すると、猫と飼い主さんとの信頼関係やコミュニケーションが一層深いものになると考えられます。

猫の服従のポーズ:猫の顔や体の変化

猫の服従のポーズにはいくつかの表情の特徴があることがわかっています。代表的な服従のポーズを5つご紹介したいと思います。

猫の服従のポーズ:①ネコの耳を横に向けて倒す

猫の服従のポーズは、耳介で耳の穴をガードするように倒します。

猫の服従のポーズ:②ネコの瞳孔が丸くなる

猫の服従のポーズは、猫の瞳孔が丸くなります。猫は相手に睨まれて、伏し目がちに目をそらすこともあります。

猫の服従のポーズ:③ネコのヒゲは垂れ下がる

猫の服従のポーズは、ピンと張っていたヒゲが、徐々に垂れ下がっていきます。

猫の服従のポーズ:④ネコの口を閉じていく

猫の服従のポーズは、威嚇モードで半開きだった口が、徐々に閉じていきます。

猫の服従のポーズ:⑤ネコの体と他の部位の変化

猫の服従のポーズは、相手よりも自分の体を低く見せようとします。そのため、猫の服従のポーズは、顔をそらしながら、座ったり、伏せたり、寝転がったりします。また、他の猫の服従のポーズは、猫の尻尾を後ろ足に挟んだり、時にはお腹を見せってひっくり返ることもあります。

猫の服従のポーズについてのまとめ

いかがでしたか。猫の服従のポーズは、飼い主さんや猫が喧嘩などで負けた時に行うポーズです。同時に、飼い主さんに対して、服従のポーズをしているときには、猫と飼い主の絶大なる信頼関係の証拠とも言えます。通常、猫がお腹を出してひっくり返すなどは、大変リスクが伴う行為です。SNSなどの写真を見ていると、そうした写真が結構あがっていたりします。これは、それだけ厚い信頼関係が飼い主さんとの間で構築されているのです。飼い主さんに愛されて、猫は幸せなのです。

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